家に帰ると、家族が私の部屋の暖房をつけていました。
ありがたいことです。こんな寒い日ですしね。
……と思う反面、頭の中を違う考えがよぎります。
これ、まずいかもな。
エアコン。それは文明の利器。日本の猛暑の中では健康を保つ命綱といっても過言ではないでしょう。今年は特にお世話になりっぱなしでした。
冬は冬で部屋をぬくめてくれるありがたいものです。とてもとてもありがたい。
しかし私は自室のエアコンととても相性がよくない。
油断するとすぐに体調を崩す。
部屋を適温に保つというメリットを10とするなら、体への負担というデメリットが1~55くらいある。しかも数値はランダム。全然堪えない日もあれば、えらく目が乾燥することもあり、鼻をやられることもある。
そんなわけでエアコン稼働にあたっては、自分の体調と気温を考えてからつけるのが通例なのですが――不意打ちでついたわけですよ。
すぐ切ったものの、予想通り一晩で喉をやられました。部屋がぬくぬくのメリット10に対して、喉と鼻のだめ具合によるデメリットが49ぐらいきています。
エアコン。それはありがたきもの。
だが今日は室温10度でもなしでいく。
……利剣といえば千利休の遺偈だとか、またとりとめないことを考えだしている。かなりへろへろですね。