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〜〜佐藤彩音のちょっぴり裏設定〜〜

本編で触れられなかった裏設定を少しだけ。見たくない方がいたらご注意を。読まなくても本編は問題なく進みます。


では。



料理の腕が抜群に良い佐藤ですが、特に料理教室に通っていたりはしていません。強いて言うなら先生は母親ですが、基本的には独学です。

というのも、佐藤が料理を始めたのは中学生になってから。当時は人が怖くて心を閉ざしていた彼女ですが、周りの人と全く関わらないような生活を喜んでしていた訳ではありません。本人なりに悩んで、悩んで、それでもやっぱり怖くて、ダメで……

だからこそ、佐藤は『いつか誰か、信頼できる、|怖くない《・・・・》人と出会った時』に、少しでもその人の役に立てるようにと、密かに料理の勉強を始めました。

それ以外にも家事全般を出来る限り習得したり、学業に励んだりと……人と関わらないで済む程度に、いつか出会うかもしれない『誰か』を想って、出来る限りの自分磨きをしています。体育は人前で動くのでダメですが、体型維持にとどめるくらいの運動もしていました。
しかしもちろん、日向くんと出会うまでは、その能力達が発揮されることはほとんどありませんでしたが。

……と、そんなわけで。

日向くんのお誕生日祝い。

求めていた『誰か』からたくさん言われた『美味しい』は、きっと、すごく嬉しかっただろうな……

というのと、あとは、この話を日向くんにしなかった佐藤は、本当に成長したんだな……というので、作者ながらしみじみしております。


以上、ちょっぴり裏設定でした(ง ˘ω˘ )ว
引き続き、本編お楽しみください〜!

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