前回、バージルのアトリエの絵をアップしましたが、(私にとっては)イメージよりも、かなり大きなものでした。他の画家はどんなアトリエを持っていたのでしょうか。
ここに1枚の写真があります。
ジョン・シンガー・サージェントのアトリエで、セーヌの北、17区パルティエ通りにありました。18区は庶民の町でしたが、17区はやや高級な地区で、このアトリエは彼が所有していたはずです。
このアトリエは高級感が漂っています。バージルにアトリエには煙突の長いストーブがありましたが、こちらには大理石の暖炉がありそうな雰囲気。彼は光の画家ではないので、窓は閉め切ってありますね。
これは1883年の撮影ですから、バージルのアトリエの絵から、13年後。横にある絵は、「マダムX」で、これからサロンに出そうとしている頃です。この絵はサロンで大バッシングを受け、サージェントはイギリスに逃げ出すことになります。
パリを去る前に、(当時はすでに成功していた)モネを訪ねます。
そのことをカクヨムに載せたことがあるので、再アップしてみます。