たのしいので好きなだけ書きそうになるんですが、本編進まなくなるのでカットしたのもったいないのでここにポイしておきます。
ビーとマクスがイチャイチャしてるだけ。
そういう表現が苦手な方お気を付けください。
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「いつも私のことを可愛いと言い続けてくださいますけど、そのお気持ちが少しわかりました」
「ビー、勘弁してくれ」
「ふふっ、そんなお顔をされては、やめられなくなってしまいそうです」
彼の肩に回していた手をゆっくり降ろしていく。その動きをぼんやりと受け入れていた彼は、ハッとしたように私の手首をつかんだ。
「なにを、しようとしている?」
「え?」
「そんなこと、あなたはする必要はないぞ?」
「私がしたくてもですか?」
こてん、と首を傾げて見せれば、彼は複雑そうな顔になった。多分葛藤している。されたくないわけではないのだろう。しかし、私にさせるのは忍びない。そんな顔に見えた。
「やっぱり嫌だとなったら、やめていいから」
「はい」
好きにしてくれ、と言った彼は、私に身を委ねてくれた。
それからしばらくして「ビー……ビー、もう無理だ、やめてくれ」なんと、彼から愛することを止められてしまった。私が音を上げるばかりのいつもより、だいぶ早い。
――もしかしてこの方、迫られるのは苦手なのかしら。
きゅん、と胸の奥が高鳴る。
「マクス様、本当に可愛らしいですわ」
「あなたは、もう……なんて悪い子なんだ」
私を抱き締めたまま、マクス様はベッドに寝転がる。もういいのですか? と尋ねれば「今日はもう、勘弁してくれ。参った、私の負けだ」困った顔を私の肩に押し付けてくる。
可愛い、とまた呟いた私にキスをした彼は
「あなたがいつも、もう黙ってくれという気持ちが私にもわかったよ」
やっぱり困った顔のままで、笑った。