オーイエス、伝説的な歌だよセルビアストロングよ。
……嘘ですごめんなさい。
あの曲(セルビアストロング)、牧歌的なメロディーなのに歌詞は過激。
第9話「燃え盛る冰」で、コソボ紛争編は終わりです。
この後、コヴァーチは児童養護施設に入り、18歳でセルビア軍に入隊。
コヴァーチが19歳の時、拷問と薬物で衰弱してしまったドラガンは、病院の介護の甲斐もあり、苦しむことなく、静かに息を引き取りました。
民間人の誘拐で有罪判決を受けたラシャドは、刑期を終えた後、難民キャンプにいたヌールを迎えに行き二人は結婚、その後子供が生まれます。ラシャドの刑期に関しては、被害者であるドラガンが刑期短縮の嘆願書を提出し、有名人の被害者が呼びかけたという事もあり、かなり刑期は短くなりました。
ラシャドとヌールは、ドラガンに感謝の手紙を送り、そこから近況や体調を尋ねる手紙を出し続けていました。一度も返信が来たことはありませんでしたが、それはドラガンの衰弱が進行し、ペンを持てなくなっていたから。
ドラガンが亡くなった後、一通だけ返事が届き、その中身は
「今まで父を気にかけてくれた事に感謝する。
父は去年(2008年)の冬、亡くなった。
苦しまなかったから、気に病むことはない。
ただ、最後まであなた方を心配していた。
遅くなってしまったが、結婚おめでとう。
どうかお幸せに。
コヴァーチ・ミロシェヴィッチ」
とだけ、フランス語で書かれていました。
この返事を出した後、コヴァーチは体の左半身に入れ墨をします(若気の至り)。
コヴァーチは28歳まで軍にいて、家族全員分のお墓を綺麗に作り直し、セルビアを離れ、懐かしいプラハへ戻ります。
ここまでの内容は、「Суза Косова」の内容がかなり影響しています。
YouTubeで聴けますので、是非。
第10話からはプラハ編です。
コソボ紛争編は民族紛争・宗教戦争という重いテーマだった為、あまりふざけた内容にはせず、いつも「ハナホジ」とか「かーっぺっ!」とか「何言ってんだこのウンコトメ」とか下品な事を平気で書く私が、割と真面目に書きました。
プラハ編からは、とっっっても好意的に言えば「個性的な」、普通に言えば「ちょっと変わった」、ズバリ言えば「変態」の同僚ができる為、かなりふざけた内容、お下劣…というかエロの内容が加わりますよハナホジ。
私自身がバカなので、バカから見たバカを書いています。