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『億万長者の小さな家』あとがき

このお話はカクヨムで一番最初に投稿した記念すべき作品ですね。

急に大金を手にして精神に異常を来してしまった人間のお話です。

友達の税理士のお父さんから、
「宝くじに当たって精神的におかしくなってしまう人が結構多い。だから宝くじで大金当たった人は銀行の人がお金の使い方について色々とサポートしている」
という話を聞いたのと、母の職場の知人が実際に宝くじで2000万当たって病んでしまったという話から着想を得てこのお話を書きました。

人間、お金持ちになれば幸せになれるというわけではないらしいです。幸せって難しいですね。お金がないのも辛いけども。

主人公のビルは異常者ですが、ビルの怖いところは正常な人間のふりが出来ることです。そして自分が異常を来していることに気が付いていないことです。間違った事実を正しいことだと信じきっています。だからビルは犯罪を犯しても罪悪感を感じていません。

信じられないような悪事を働く人間に共通することは『罪悪感の欠如』だと思います。彼等は悪いことしてるなんて思ってないんですね。むしろ自分は正義だと思っている。これって怖いし可哀想でもあります。そういう人間って最終的に不幸になるしかないですから。

正しい人間であるためには罪悪感を持つことってすごく大事みたいです。

皆さんはどうですか?自分のこと悪い人間だと思いますか?それとも良い人間だと思いますか?

自分は良い人間だと信じきっているそこのあなた、実は要注意人物だと思われているかもしれませんよ?大丈夫ですか?

常に疑って生きて、模索していくのが良い人間なのかもしれません。でもそういう人生ってあんまり楽しくないかも…。

長くなりましたがこんなようなことを思いながら書きました。まだ読んでない方、興味が湧いたら読んでくれると嬉しいです。





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