今回は私の中でも鬱展開と思います。
殺すのではなく鎮めるつもりで戦いましたが最後は謎の人物によって殺されてしまう。
結局のところチホオオロは村のために行動していたのですがそれは津翁をどうにかすることを優先するあまりに津翁について知るのを怠った悲劇です。
チホオオロの祖先は代々津翁に歌を捧げていた一族で唯一津翁に信頼され鎮めることができる一族でした。
しかし、長い時を得てそれは形骸化し津翁と話せることを忘れ歌も儀礼的なものと考えられてしまったことが災いしました。
津翁は確かに今回の話でもあのマカでも太刀打ちできなかった強敵。しかしそれは長い年月の中で津翁の中で芽生えた族長一族との信頼の証でもあります。
族長のそばに武器を持った危ない人がいる。そういう思いで彼は戦ったのです。
次回からは三章に突入です!
よろしくお願いいたします!