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私は。

私はこんなにも幸せな日本に生まれて来てまだ不幸せだと呟いております。世界には明日生きれるか分からずに飢えや、紛争に怯えて生きている人だっているのにもかかわらずです。こんなことを考えているのも、本来は私のほうが優位であり、幸せだと自覚しての評価なのですから、参ってしまいます。しかし私は、食があって、睡眠もあって、性にもなんの困りもなく、はたまた娯楽まである今の生活に飽き飽きしているのです。毎日毎日、同じ様な日々が続いていて苦しいのです。死んでしまいたくなるときがあるのです。この世からフッといなくなってしまえば、この様な苦しみを抱えなくて済むのにと思います。そのためならどんな痛みだろうと構わないとその時は思うのですが、いざ屋上に立ったとき、手前に刃物を向けたとき、縄を首にかけたとき、やはり辞めとこうとなるので情けないですよ。躊躇なく飛び降りていれば、刺せていれば、締めていれば私の自尊心もいくらか上を向いてくれると言うのに、そういうときに限って躊躇し遠慮し、自分の魂を尊重するのです。尊重した魂が私を貶めます。死ねない自分に嫌気が差しますよ。生きる限り死にたいと思いまして、死ぬ限り生きたいと願うのはなぜでしょうね。こんなことを誰かに話すわけにもいかないのが苦しいところです。だから私は今書いているのです。人知れず、誰にも見られずに、私は書いているのです。書くことしか、今の私はできないのですよ。

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