1 地元の農民(自由農民)
貨幣の種類:鉛、錫、鉄、銅の私鋳銭
地元農民が自ら鋳造した簡素な金属貨幣。
通貨の意匠:麦の穂、大地、農具、牛、馬、羊、豚などの家畜が多い
素材:鉛や錫、鉄、銅など、安価で手に入りやすい金属が多い。これらは精錬が比較的簡単で、農村や小規模な集落で自作されることが一般的。
特徴:貨幣の質は粗末で、外観も見た目が悪く、価値が低い。ただし、流通している量は多く、農村内での取引には欠かせない。
交換できる産物:薪、食糧(穀物や野菜)、酒(どぶろく、エールなど自家製のもの)、塩、砂糖、木材、毛皮
基本的な生活必需品や地元産品が取引される。農業や牧畜の生産物が主な交換対象。
2. 富農層
ポレシャも武装と肥沃な土地を持つ、有力な地主たちの寄り合いである。
貨幣の種類:銅貨、真鍮貨幣
富農層はより発展した農業技術を持ち、余剰生産物を扱う商人層に近い存在。真鍮などの金属を使った貨幣が一般的。
素材:真鍮(銅+亜鉛)、銅
通貨の意匠:太陽、畑、果樹園、大地、牛、馬、豊穣の女神など
特徴:金属としての耐久性が高く、真鍮は金色っぽい美しい色合いが特徴。農村の中では比較的高価な物品の取引に使われる。農業が盛んな地域や物資が豊富な場所で流通しており、地域内の取引や農業資材などに多く使われる。
交換できる産物:
食糧(豊富な農産物、穀物や野菜、家畜、水)
製品(衣類、酒、製粉、製材)
農業用具や土地、さらには上質な肉や皮革製品
物々交換の対象として、主に農産物や農作業に必要な物資
3. 鉱夫団
貨幣の種類:ニッケル貨幣
鉱山鉱夫や廃墟鉱夫の一団、鉱山の所有者によって使われる、ニッケルでできた貨幣。
素材:ニッケル(ニッケル鉱石から精錬されたもの)
通貨の意匠:鉱山、岩塊、鉱石、つるはしやトロッコ、炉や槌などの鍛冶道具
特徴:ニッケルは高温で精錬する必要があり、一般的には技術力のある集団でないと取り扱いが難しい。したがって、鉱山や鉱夫団のような特殊な集団で流通している。耐久性があり、腐食にも強いため、特に過酷な環境で取引に使われる。
交換できる産物:
鉱物や鉱石(鉄鉱石、銅鉱石、ニッケル鉱石)
金属製品(ツールや武器)
高耐久性の物品(例えば、工具、銃など)
鉱物資源を使った加工品(ニッケルや銅の合金品、強度の高い金属道具)
4. 商人(小規模商人、隊商)
貨幣の種類:銀貨、薄い銀貨、紙幣
銀貨は比較的価値が高く、また一部では紙幣が流通している地域もある。
素材:薄い銀(低品質な銀貨もあり)、紙幣(過渡的な紙製通貨)
通貨の意匠:秤、貨幣袋、コインの山、船、道、キャラバンの馬車
特徴:商人や隊商などは、交易を行っているため、銀貨や紙幣を多く扱う。銀は
ある程度価値があり、貨幣としての信頼性が高いが、質が低い銀貨は価値が目減りしている場合も。紙幣は流通が限定的だが、都市圏や高度な商業活動が行われている場所では見かけられる。信用は、彼らの所有する交易ルートと輸送能力が担保している。
交換できる産物:
異なる地域の産品(香辛料、織物、金属製品、酒、塩)
工業製品や精密機器(農具、装飾品、道具)
農業用の高品質な品物(種子、家畜)
5. 都市
貨幣の種類:都市紙幣、都市銀貨
都市では、商業が発展しているため、より精度の高い貨幣や紙幣が使われる。
素材:紙幣、都市銀貨
通貨の意匠:都市を象徴する紋章や標識、巨大な機械や複数の歯車、
精緻な建物やモニュメント、貨幣などのアイコン、地形など
特徴:高度な技術を持つ都市では、しっかりとした発行元があり、紙幣や銀貨が流通している。信用のある都市紙幣は、広域的な取引に使用される。
交換できる産物:
高級品(精緻な工芸品、武器、特産品)
広域的な交易商品(香辛料、薬、工芸品、書籍)
技術書や高度な知識を提供する品々
都市製品(機械、機械部品、設備などインフラそのもの、精密な道具など)
地元農民層:鉛、錫、鉄、銅の私鋳銭で、食糧や薪、酒などの地元産物が主な取引品。
富農層:真鍮貨幣で、農業生産物や農業用具など、比較的高価な物品が取引される。
鉱夫団:ニッケル貨幣を使い、鉱石や金属製品、高耐久な道具が主な取引品。
商人・隊商:薄い銀貨や紙幣で、異なる地域の物品や商業製品が取引される。
都市:都市紙幣や銀貨を使い、精緻な工芸品や広域的な交易商品が流通。
他に遊牧民。宗教団体。部族《トライブ》。|渡り人《オーキー》、巡礼、零細農民、|浮浪者《ホーボー》の共同体、廃墟民なども発行してるが割愛する。
うひぃ、こういうこと空想してるとワクワクするぅ(精神年齢3しゃい)