ささまる/齋藤あたる

忘れられない人がいます。忘れられないので小説にします。

もう二年近く前になる作品です。あの時のことを思い出せもしませんが、なぜだかとても怒っていたこと、この短編が怒りから生まれたことは、かろうじて思い出しました。しかし私にとって怒りと…

天才と世間から持て囃されていた世界的画家が、同居人により殺害される事件が起きる。 親友だった彼らが、どのようにして崩壊したのか。 ていうか、そもそも天才ってなんすか。

私はカフェでバイトをしていた。そこへ月を思わせる流麗な人が現れた。私は彼について行く。彼は探偵に会わせると言った。私は新しい助手だそうだ。私は探偵と助手を見ている。しかしどちらが…

どうでもいい叫びです

人は神に祈る。 だが神は、誰に祈れば良いのだろう？ 寄る辺の無い世界で。 私は花屋で花を盗む。だがそれをとある青年に目撃されてしまう。 突き出されると思ったが、彼は何故かそうせ…

とある人物の死により、物語が始まる。その人物は小説を何より愛していた。だが、小説ごと自分の命を絶った。焚書――自らを燃料として一冊の本を焼いたのだ。それが一体何故なのか、時は巻き…

麗しの令嬢・緋簾葦と暮らす楠戸鞠の下に、とあるパーティーの招待状が届く。時を同じくして、緋簾葦に対する殺害予告ともとれる脅迫状も。虎穴に入らずんば虎子を得ず。緋簾葦と戸鞠は、山奥…

恋と友情だと恋の方が上みたいな雰囲気ありますよね。知らんけど。