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先週観た映画の話(長め)

TSUTAYAの110円クーポンで借り過ぎました……。

<現在、上映中>
『哀れなるものたち』
https://www.searchlightpictures.jp/movies/poorthings
R18作品だと観始めてからわかるという映画観るのに、あんまり事前に情報仕入れない私です。
今作はアメコミ映画で見かけたことのある俳優さん達がたくさんでてますね。
R18なんですけどね(苦笑)
全編にわたり、エマ・ストーンの乳首ですね。乳首の記憶しかないです。
内容は…ラ・ラ・ランドをエブエブな感じで意識高い系ですね。
アカデミー賞狙ってるのか、エマ・ストーン頑張って乳首晒してますけど、白人の健常者の時点で難しいんじゃないかなと、どうでもいいこと考えてました。
あんまりにもね…意識高い作品はシラケちゃうんすよね、自分。
女性の性の解放ってのもの、ひと昔前の流行りだしなぁ。
ラ・ラ・ランドで頑なに乳首見せなかったエマ・ストーンは、『女王陛下のお気に入り』でも今作でも全編乳首なんですよね。
エマ・ストーンの乳首見せ基準がわからん。


<レンタル配信等>
『aftersun/アフターサン』
https://happinet-phantom.com/aftersun/index.html
死んだお父さんとの思い出の旅行の回顧録のような作品。
明確にお父さんの死因とか描かれてないのですけど、観ているうちに観客が察する作りでした。
純文学的な映画で、雰囲気や観終わった時の感傷が心地よかったです。


『キャロル・オブ・ザ・ベル 家族の絆を奏でる詩』
https://carolofthebells.ayapro.ne.jp/
第二次世界大戦中のウクライナで起こる悲劇。
ウクライナが、ポーランド⇒ソ連⇒ナチスドイツ⇒ソ連と支配国が変わっていく世界史知識がないと、「なんでこうなるのか」ちょっとわかりづらいかも?とは感じましたが、とても良い映画でした。
最後、少し泣きました。


『フラッグ・デイ 父を想う日』
https://flagday.jp/
大好きだったけれど、死ぬほどダメでクズなお父さんを偲ぶお話。
子どもは親を愛するのですよね。たとえ、どれほどダメな親でも。
ショーン・ペンは、死ぬほどダメでクズな役やらせると天才的だよね。
(ご本人がそこそこリアルに死ぬほどダメでクズなエピソード多いのは内緒)
すごく面白いわけでも、作りが上手い映画でもないんですけど、流れる作品の雰囲気が好きな映画でした。


『ベネデッタ』
https://klockworx-v.com/benedetta/
実在の修道女ベネデッタの半生を描いた映画。なかなかショッキングな映画でした。
ベネデッタさん、ガンギマリな目してて怖いよー。
キリスト教、イエスの処刑に端を発してるのでしょうけど、痛みや苦しみを奨励してるところありますよね。受難として。
ベネデッタさんもイエスを求めるあまり幻覚を見たり、聖痕だといって自傷したりと思い込みも行動もめちゃくちゃ激しいです。
あとセクシャリティが同性愛者だったようで、異端審問にかけられたり。
そうですね…『ミッドサマー』的な映画でしたね。


『アステロイド・シティ』
https://asteroidcity-movie.com/
ウェス・アンダーソン監督の最新作。美術や雰囲気が大変オシャレな作風なので、日本でもファンが多いですよねー。
本国アメリカでは、白人俳優の重用で表立った支持は少ないですけど、ポンポン新作撮るんで陰ながら支持してる層が多そうです。
ユダヤ資本のオーラを感じます。
一応、多様性基準クリアのためか、毎回中国人とインド人が1~2人、ゲイも1人ほどぶち込まれてますね。
毎度、意識高い系のストーリーなんですけど、なんていうかアンダーソン監督はそこに主眼はなさそうで、自分が描きたいアート映画と相性がいいから採用してるに過ぎないのかなって思います。
オシャレな映画観たい方には、アンダーソン監督作品はオススメですね。


<ホラー研究作品群>
『ローズマリーの赤ちゃん』
「忘れろ、ジェイク、ここはチャイナタウンだ」
それは同じロマン・ポランスキー監督作品でも『チャイナタウン』。
などど、どうでもいい映画ネタを披露しつつ、昔観て怖いと思った記憶のある作品を再視聴し、研究中なんですけど、この作品もその一環ですね。
悪魔崇拝って非常にキリスト教的ですよね。アンチ・キリストと言いながら、すごくキリスト教的だなと思いつつ、何も考えずに観てた若い頃の方が純粋に楽しめた気がします。


『エミリー・ローズ』
初めて鑑賞した当時かなり怖く感じたのですけど、大人になって研究として観ると怖さ半減だなと思いつつ。
これ法廷ものなんですよ。悪魔祓いの儀式の過程で死んじゃって神父が「過失致死か、無罪か」っていう。
分析的に再視聴して思ったのは、私が感じた怖さって「苦痛を聖なる受難として受け入れるキリスト教の根底にある思想」なのかなと。
多神教の国で特段信仰心も薄い私からすると、なかなか真なる意味では理解できない部分で、そして理解しがたいものって、やっぱり怖い。


『マジック』
ハンニバル・レクター博士役で有名な名優アンソニー・ホプキンズの若い頃の作品。
人形って怖いですよね。なんでですかねー。
でも、人形が喋ったり動いたりってシチュエーションを変えれば、「トイストーリー」として明るいコメディになるわけで、人形が怖いのってただのシチュエーションなだけでは?とも思ったりしますね。
話はそれましたが、この映画はヒトコワ系なので、人形が怖いっていうか、ガンギマリな若かりし頃のサー・アンソニー・ホプキンズが怖いよね。
ところで、ジェイソン・ステイサムって毛を生やしたら、若い頃のアンソニー・ホプキンズにそっくりだなと思いました。


『ジグソウ:ソウ・レガシー』
最近ホラーを観過ぎてるせいか、アマプラのオススメ欄がホラーに占拠されてます。
そんな中でなんとなく観てしまった本作。
意外と良かったです。真犯人とか真相とか序盤で「ははーん。さてはこういうことだな」って思った通りでしたけど(苦笑)
キャラクターたちのわかりやすいクズさと軽快なゴアみがよい感じでした。
一作目の傑作である『ソウ』とその後のソウシリーズはかなり隔たりがあると思うのですが、ソウシリーズはソウシリーズで良いアメリカンスプラッタホラーだとは思っている派です。


『スパイラル:ソウ オールリセット』
上記の作品を観終わったら、自動再生された本作。
主役のクリス・ロック……ウィル・スミスに平手打ちされてたのが記憶に新しい。
本作、ソウシリーズだけど、ちょっとソウシリーズのお約束が守られなさ過ぎてて、「これをソウシリーズと言われましても…」となりました。
これでは、ただのサイコな異常連続殺人な犯罪ものです。



というわけで、11本。
結構観ましたねー。
ではでは~。

ちなみに、この『先週観た映画の話』ですが、
https://kakuyomu.jp/works/16817330657515751211
保管庫を用意してますので、映画の話だけ近況ノート追いたい方はこちらをご覧ください。

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以下、作品宣伝です。もしよろしければ、読んでみてね。

カクヨムWeb小説短編賞2023①
現代ドラマ・文芸・ホラー部門
『きみ待たせ よもつひらさか』
https://kakuyomu.jp/works/16817330668445161005

カクヨムWeb小説短編賞2023②
現代ドラマ・文芸・ホラー部門
『咖喱電影戀噺 -カレーでんえいこいばなし-(カレー沼男・完全版)』
https://kakuyomu.jp/works/16817330659531776856

カクヨムWeb小説短編賞2023③
エッセイ・ノンフィクション部門
『小津(オヅ)の魔法使い「ちゃぶ台から見上げる世界:固定ローアングル撮影で表現される映像的三人称」』
https://kakuyomu.jp/works/16817330668649564339

カクヨムWeb小説短編賞2023④
現代ドラマ・文芸・ホラー部門
『転生殺人トラック』
https://kakuyomu.jp/works/16817330656967620958

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