食っちゃ寝している笹慎です。こんばんは。
年末年始の休暇ももう折り返しですね。
大掃除は全くできずに2024年になりそうです(ええ、確実に)
執筆しようと思ってましたが、とりあえず部屋の一角でタワーを形成していた(前回のカクコン以来一年以上ため込んでいた)定期購入しているマンガ雑誌を読みました。
あと3冊(三ヶ月分)読めば、そのタワーは捨てられます。
それから、FGOのイベント終わらせました。
この三日間くらいはそんな感じでしたね。
そばは、昼にざる蕎麦、夜に温かい蕎麦を食べました。
(写真は夜の蕎麦)
さて、怠惰報告はこのくらいにして、2023年の執筆活動を振り返りたいと思います。
手当たり次第に、作品を書いてコンテストに応募した一年でした。
向いてること、向いてないこと、できること、できないこと。
自分の創作物の商業的な価値の有無について深く悩みました。
とにかく落ち込み、そして、考えさせられた一年間でした。
答えは、何も出ていません。
創作物には色々な価値があると思うのです。
・芸術的価値
・エンターテイメント的な価値
・自己実現としての価値
・資本主義的な(売れる)価値
資本主義的な観点からすれば、すでに購買層が存在しているところに商品を投げ込める必要があります。
となると、購買層への広報しやすい商品でないといけないでしょう。
だから「読んだら面白い」ではいけないのだと思います。
読む前から「値段分は確実に楽しめる」というセーフティーネットが必要になる。
それが「悪役令嬢」や「溺愛」や「ハーレム」や「純愛」や「スローライフ」や……そういった流行りの要素なのでしょう。
そういった流行り要素を使わないのであれば、インフルエンサー的な人から商品を紹介してもらい、価値を保証もらう。
出来上がった一般文芸書籍がたくさんその編集部が抱えている作家に献本として配られるのは、そういったことだと言えます。
私がなんでこんなことをツラツラ書いているかと言いますと、
・エンターテイメント的な価値
≠
・資本主義的な(売れる)価値
と、この一年間落ち込みまくって、なんとかこのように割り切りきった経緯があります。
(あんまり割り切れてないけど)
面白いものを書いてても、売れるものでなければ商業デビューはできない。
「読んだら面白い」なんて商業的に見れば甘えなのでしょう。
だから、カクヨムのコンテストでは、編集部が求めていた「要素」が入っていない作品はもうその時点で落とされる。
2023年は読者の方から、とても嬉しい感想をたくさんいただけた一年でした。
知らない方が私の作品について「これ面白かった」とSNSで言ってくださっていたりという、考えられないくらい幸福な出来事も何度もありました。
だから、私の作品は「エンターテイメント的な価値」はある程度あるのだと思います。
ここから「資本主義的な(売れる)価値」をどう付加していけるのかが大事なのでしょうし、商業デビューという点ではまだまだ時間がかかるのかなと自覚しました。
それに「自己実現」という意味でいえば、すでに市場に十分な量が出回っているストーリーを私が書く必要性をあまり感じられないのも事実です。
なので、来年2024年は、そのあたりの「すり合わせ」を考えて、丁度良い塩梅を見つけられたらと思います。
以上、今年の反省と来年への抱負でした。
改めまして、皆様、今年は本当にたくさんお世話になりました。
来年もまた何卒よろしくお願い申し上げます。
2023年12月31日
笹 慎