前に資料で撮っていた渋谷の駅前の写真を加工して、
『領収書の宛名は「(株)ゲーム・オブ・ザ・ダイニングデッド」で。』
https://kakuyomu.jp/works/16817330654156491066 の作品表紙を作ってみました。
個人的な見解ですが、人物を描いたAIイラストが好きではありません。
(幻想的な風景イラストは、AIは面白いものを描くな~とは感じますが、うーんでもやっぱ風景画家のイラスト取り込んだ結果だよなぁ…もやる)
たぶん、これは私が絵を描く人間だからでしょうけれど。
AIが出力した素晴らしいイラストを見るたびに、勝手に絵を食わせられたイラストレーターたちのことを考えてしまいます。
いまイラストレーターたちへの悪口の一つに「マスピ顔だね」というのがあるそうです。
つまり、マスピ=マスターピース(傑作)から転じて、AIに「masterpiece」と打ち込んだ時に出てくるイラストっぽいという意味です。
AIに傑作のイラストをたくさん取りこんだ結果、餌にされたイラストレーターたちが苦境に立たされる……なんとも言えない気持ちになります。
今後、例えば、イラストレーター自身が販売するAIイラストソフトが出たり、AIイラストのソフトウェア元がイラストレーターを雇って食わせる絵を描かせるようなものになるならば、是非使いたいと思いますが。
現状は、Winny事件の時となんら変わらないように思います。
※Winnyは当時画期的なファイル共有ソフトでしたが、違法にコピーされたファイル(音楽やマンガ、ゲームなど)をばらまく温床になってしまい終了しました。
ただ、もう世の中に出回ってしまっていますから、どうにも止められるわけもなく、絵を描けない人が手軽に小説の表紙などを作れるようになったのは良いことだと思いますが、
これだけAIイラストが溢れかえり、AIか人間が描いたものか判別がつかない状態で、イラストレーターたちが苦境に立たされている現状を考えると、
早く餌にされてしまった絵を生みだしたイラストレーターたちに、せめて金銭だけでも還元される仕組みが出来上がること祈るばかりです。