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「真夜中の詩人」が完結した。

やっとの思いで完結した。毎回1500字。11回まで書こう。それで終わりにしようと思って続けた。カクヨムとの違和感もあった。ほかの人の作品は「異世界」「ダンジョン」「ファンタジー」「転生」そういうものばかり。私が描こうとする世界とは次元が異なっている。場違い感を感じながら投稿を続けた。
9月頃カクヨムに発表した「佐藤由紀という内向的な女性がブックカフェを始める」という話の続編にあたるのだが、由紀もまた成長した。理想を追求するだけでは生きていけないことを学んだのだ。いやそういう面では「成長した」というよりも「屈折した」と言った方が正しそうだ。
絢美が登場するあたりから物語のトーンがダークなものに変わっていった。絢美は、人々の魂の暗部に潜む魔性の女である。そういうキャラクターが登場してしまったのだから、本作「真夜中の詩人」もまた「異世界」「ファンタジー」のジャンルに入るのかもしれない。

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