最初はコミカルであったものがだんだん違う方向へ進んでいった。もとより、ジャンヌダルクとか出すのがおかしかったのだ。じゃあ、史実に戻づいたシビアな話が書けるかというと、そんなことはできない。歴史家でもないしね。現地へ行ったこともない。多少の映画、漫画、小説を読んだ程度。一番見たのはNHKの武田信玄の連続ドラマかな。
戸田白雲斎を登場させたあたりから、白雲斎の魅力に私は魅かれていった。霧隠才蔵、猿飛佐助、真田幸村。そのへんはやはり自分の物語に登場させても面白い。夢や空想がふくらんでいく。
次、時代物を書くとしたら、佐々木小次郎プラス白雲斎たちか。小次郎もまた夢のあるキャラである。歴史上の人は、謎に包まれた伝説的な人物の方がおもしろい。