エッセイやその他でカクヨムに関する考察がいろいろ行われていますね。
読んでてなるほど、と思う部分が結構ありました。
運営サイドはひーひー言ってると思いますが、こういうサービスの場合、どこで思い切るか、を判断するのが非常に難しい。
あ、こっからすっげー暴論を吐きます。
メンタル弱い方にはブラウザバックをお勧めします。
その昔。
十年ぐらい前かな、いくつもの投稿サイトを横断して(そのほとんどが個人経営だったせいか今はほぼ絶滅しているようですが)いましたが、評価に関しては実のところなろうもカクヨムも温いんだなというのが実感。
なぜかと言えば、ポイントさえ入れば出版の可能性があるサイトである以上、ポイントを集めるにはどんな手でも使えるわけで。
相互評価をもらうためにはどんな作品でもほめればよいわけです。
褒めることは悪いことじゃないですよ。もちろん。
モチベーション上がるし、うれしくなって舞い上がるし。
でも、いわゆる「切磋琢磨」的なものは得られません。
カクヨムは特に、レビューでは読みたくなるような文章を、とあって、そういう意味合いでの批評はできません。
なろうも、感想は感想であって、それ以上のものではない。
誰かが読んでくれていると思うと嬉しくなるけれど、それ以上のものではないんです。毒にも薬にもならない。
指摘の一つもない作品が書けているだなんて思いあがったことはないです。
それを誰かに読んで指摘してほしいのだけれど、それは望むべくもない。
なぜか。
なろうもカクヨムも、読者に向けたものであって、書き手のための場所ではないからだろう、というのが私の考え。
自分でいうのもなんだけど、プロット作らずに書いた作品は結構あらがあります。
途中でストーリーへし折れてたり、キャラが立ってなくて誰これ状態になったり。
そういうのを指摘する人がいない、というのは文章が上達する隙を失わせる。
批評っていうのはすごく体力がいることなんですね。そのつもりで読むとなると、2000文字程度の作品でも一時間以上かかるほどに。
かつてそういうサイトを作ろうかと思ったことはあるけれど、こうやって出版社とのコネクションがないと、長続きはしないんだろうな、と思っています。
書くこと、書ききることに主眼を置いてなろうやカクヨムを利用させてもらっていますが、そういう意味合いでの厳しい批評がもらえないのは残念です。
やっぱり分室に戻ろうかなあ……。