ゲーム原案小説オーディションの話を聞きつけ、初めてカクヨムに登録し小説を投稿しました。
小説を書くのは、まだ「二次創作」という言葉も知らなかった小学生のころ以来。
ファイナルファンタジーシリーズが大好きで、ファンサイトで様々なイラストや小説を漁っては、時折自分でも原稿用紙にオリジナルストーリーを書きつけるなどしました。もちろん当時の作品は現存しておりませんが…
段落の使い方や会話運びを難しく感じた覚えがありますが、その後とくべつ腕を磨いたわけでもなく、ウン十年の時を経て再び小説づくりに挑むとなるとやはり手探りの作業になりました。
構想自体は高校生のころから温めていて、オーディションの応募要項を読んでいるうちに思い出し、ゲーム要素を加えると形になりそうだと感じて執筆を決めました。
主人公たちのキャラクタ設定などは固まっていたので、あとはお城の描写に大好きな建築美術の知識を盛り込んでリアリティを出せればと意気込みましたが、超にわか建築ファンでは力不足な点もあったと思います。資料を読んで知った軍事建築家ヴォーバンの存在などは大変魅力的で、どうにか小説に反映させられないかと悩みましたが、断念しました。
以前に趣味で購入したエミリー・コール著「世界の建築様式」はやっとちゃんと読むきっかけができ(笑)、またむかし読んでその内容の浅さに憤慨した城塞関連の某解説本をそれと気が付かずにまた図書館で借りてきて、内容はともかく語彙を参考にすることもありました。
あ、「世界の建築様式」は枕にすると程よい硬さですばらしい寝心地です!おためしあれ!!(もちろん内容もすばらしいです、参考に読んだら止まらなくなってしまいました)
構想当時からイメージソングとしてケルティック・ウーマン「The Sky and the Dawn and the Sun」を脳内で再生していました。小説内に登場する「花祭り」のイメージでしたが、具体的な祭りの内容は登場させられませんでした。
音楽には並々ならぬこだわりがあるので、執筆BGMアルバムをここでぜひ紹介させてください。
A NEW JOURNEY/Celtic Woman
CLOSER/josh groban
the mask and mirror/LOREENA McKENNITT
今回の小説「マギヲデラフォート」黒騎士と魔術師編は、作品全体の解説的な位置づけなのでこの後話の続きを書く予定はありません。
ただ騎士団にはほかにも魅力的なキャラクター達がいて、そのうちの2人は北方沿岸部隊から異動してきたところで今回の物語は幕を閉じました。彼らの○○○○な日常のサイドストーリーも発表する機会があればいいなとは考えています。
なんやかんやで締め切りに間に合わせるべく10日間の強行スケジュールで書き上げたもので、至らない点や慣れないところも多くあるかと思います。カクヨムの使い方もまだよくわかっていないので、みなさんの作品を読んで勉強させていただきます。
朔ロ さやめ(さくろ さやめ)