だめだ、まだ書き足りない!!
そもそもさ、サマリタンとかいう”2代目のマシン”が登場した時から、嫌な感じはしていたんだよね。
『ああ、それは違う~!風呂敷の広げ方はそっちじゃない~!』て、なったんだよね。
案の定、機械に詳しい人じゃないと面白さが半減する展開に……。
POIの面白さは、ジョンとハロルドのでこぼこバディが、持てる知識と技術を駆使して、あくまで”社会から放置される犯罪”に巻き込まれる人を助けていく……そんな2人に惹かれた人たちが集まって、さらに輪が広がっていく、そういうところが魅力的なドラマだったのに……。
そんでもって、最初はお互いに心を閉ざし合っているジョンとハロルドが、力を合わせて人を助けていくうちに、じょじょにお互いに信頼し合い、真の意味で相棒になっていく……そういう物語になっていくはずだったのに。
2代目のマシン、サマリタンの登場で、良いAIマシンvs悪いAIサマリタンという、どこにでもあるようなサイバーパンクものに……。
しかも、やっぱりハリウッド的な聖書っぽい展開……自己犠牲の精神、悪党は眉間を撃ち抜かれて死に、英雄は胸を撃たれて光の中で死ぬ……。
そこに、人工知能が生死というものを理解できるのか?みたいな、取ってつけたような哲学を持ち出してきたもんだから、もう……(笑)
知るか、そんなこと!ですよ(笑)
それに、サマリタン編になってからというもの、ハロルドの隣をルートが独占していて、ハロルドの相棒がすっかりジョンからルートに変更になっていて、ジョンとハロルドの関係が希薄になっている感が否めなかったんですよ。
その代わり、ジョンとライオネルの相棒度は高まりましたが、ハロルドとの関係性を希薄にせずとも、ライオネルとの関係性を築けたはずです。
結局、ハロルドの”家”さえ最後まで登場しませんでした(笑)
”声の男”とか、season1のキャラとか、人気のあるエピソードの人物を再登場させて離れていった視聴者を取り戻そうとしたのか何なのか……今さら、それやる?
声の男の正体も、ショッボかったし(笑)
アリステアさんはいいキャラだったのに、サマリタンの登場で出番なくなったよね~。
ジョーイの再登場の件も、大富豪、元特殊部隊、詐欺師という、ニューフェイスで、ハロルドたちが消えたあとの”世直し隊”もいる……みたいな、本当に取ってつけたような展開も、もう失笑ものだよね(笑)
サマリタンを登場させるところまでは、まあ、100歩譲って目をつぶるとして、サマリタン編はもっとちゃっちゃと終わらせておくべきだったんだよ。
どう考えても引き伸ばしすぎだし、進みが鈍重。で、とうとう息切れを起こして、「んなアホな!!w」という理由で、ハロルドの正体がバレて、そこからジェットコースターみたいな怒涛の展開に(笑)
最終回を見終わって数時間たったけど、ほかにもこの考察をしている人がいたんだけど、最後の3話は、マシンの”シミュレーション”なんじゃないかな……と。
結構、執拗にジョンやルートがショウに「これはシミュレーションじゃない」て言っていたり、かと思ったら、ルートがショイに「この世界はマシンによる、シミュレーションなのよ」と、言ったり……視聴者を混乱させるようなセリフや演出がたくさんあった。
そして、ジョーイたちの再登場も、いかにもマシンが好みそうなシミュレーションの展開と、そう考えれば、ちょっと奇妙な人物の動きや展開にも説明がつく。
グリアさんの最期も、唐突すぎて笑っちゃったよ(笑)
いずれにせよ、最終回を迎えてから5年(いや6年か)、続編もスピンオフも未だなし……HANNIBALみたいに、その話すら出ない。
ショウを主人公にしたスピノフの話が、2017年ごろに出たらしいけれど、ショウは魅力的なキャラだけど、主人公格ではないことは、さすがに制作陣も気づいたか(笑)
そもそも、ジョンのいないPOIなんて、体の半分がないようなもの……続編を作るなら、まずジョンを生存させておかないと、ね。
ああ、こんなことなら、ジョスが殉職したあたりで、見るのをやめていればよかった……。
ジョスの死は、それはもうショックだったけど、彼女の死にはちゃんと脚本上の意味があった。
だから、悲しいけど理解はできる。
はぁ~……今またseason1から見返してるけど、season2か3の中盤でやめておこう。