・陸高美術教師にして美術部顧問。年齢は四十代。赴任してきたのはおおよそ二年前。
6月24日生まれの蟹座のA型。 身長173センチ。
・ユーモラスのある毒舌家ゆえに、生徒からの評判は面白い先生or嫌味な先生の真っ二つである。
基本的に人の作品を褒める事より突っ込みを入れる方が圧倒的に多いせいで、「絵を褒められることがアイデンティティ」とか言いそうな繊細タイプとは致命的に相性が悪い。
……もうちょい褒め上手の優しい先生だったら部員がもっと増えてたかもしれない(部活見学でそっと去っていった生徒はそこそこいる)。
・基本的に放任主義で、定期的にデッサンなどの課題は出すものの、それ以外、つまりどんな作品を作るかは生徒の自由に任せている。
なのでこの部活、「何描いたらいいか分からないから先生が決めて」という自主性のないスタンスの生徒には致命的に向いていない。
そして、生徒の自主性に任せた結果、絵画やデザインならまだしも漫画やコンピューターグラフィックや手芸など無駄にジャンルが広まったせいで、己の指導が微妙に追いつかないという意味で首を絞めることになってしまった。
・国立美大出身なので当然のように腕は確かである。なんか描いてというとスケッチブックに最小限のアタリだけでサッと描ける。
ただ、絵の腕はいいのだが■はとんでもなく下手。注文書に書いた■■が正しく読んでもらえず注文と違う物が届くこともしばしば。
・ちなみになんであんまり人の作品を褒めないのかというと、本人曰く「体育会系の人間は褒めた方が伸びるが、芸術系の人間は褒めても成長しない」。
理由を聞くと、芸術系の人間は■の■は聞かないくせに根っからの■■■■ちゃんなので変に褒めると悪い意味で■■に乗りやすい……らしい。その理論が正しいかどうかはともかくとして、少なくとも志村沙輝への対応はあれで完璧なのである。