https://kakuyomu.jp/works/16818093076350081974「虐げられた薄幸のアルビノ美少女は真珠皇女殿下:純愛が傲慢な大公子の心を溶かし、恋人たちは陰謀渦巻く帝国を破滅から救う」
「第四章 二人の気持ち」
スラヴォミールは、その後も度々セシーリアを訪問してくる。
そのうちに、ヴィーネの町へ繰り出して、豪華なオートクチュールや宝飾品を買い与えたり、共に演奏会やコーヒーハウスに行ったりしている。これは、もはやデートだ。
こうして、二人は、なし崩し的に交際関係となっていった。貴族社会にも、その認識が広がっていく。
セシーリアは、毎回、その様子を楽し気にハンスへ語った。