• 異世界ファンタジー
  • 恋愛

クリスマスまであと10日

一日掛けて
きのうは「ただ、君」を再読していました。

読み直すと
いろいろとあらは見えてしまうものです。
それはそれとして……


自画自賛になりますが
作品的な完成度は
かなり高いと思えます。

設定とか展開に無理がないというか
「ここで、こんなことしないよね」
という整合性のない行動・展開が
ほとんどないんです。

それと
これは、予定していたとおり
登場人物が1年間の作中時間と経験で
色々と成長したのが分かるようになってます。

たとえば、おメグ。

おそらく
読者も、どこまで憎んでいいのか
よくわからない「小悪党」役でした。

モノローグでは悪役なんですけど
外側の行動は、お人好し扱いで
そして、実は光輝に対しても
けっこう「尽くす彼女」なんですよね
その内面が
ある意味で、成長しているんです。
相変わらずの「せこい仕掛け」をしつつ
それが「こんなことをしてもどうにもならない」
ってわかってやっているところが
最後の最後で出てきました。

きっと、こういう子って
大学生活で、ちょっとした幸せを手に入れて
回りからも「よい子」って思われながら
生きていくんじゃないかなぁ
と思ってしまえませんか?

ただ、ひとりだけ「残念」をあげるなら
前の近況ノートでも触れましたけど
返す返すも遊先輩です。

本当に残念でした。

作者的にも後悔が大きかったので
外伝的な感じで執筆しかけたんです。

けれども
性質としての「超社交性」を持ちつつ
ADHDの特性をメインにした人を
(ASDも当然入ってます)
ヒロインにした小説って
普通の読者様が読むと
すっごくわざとらしくなっちゃうんですよね。

目の前のものが見えてなかったり
(目に映るのと認識するのは別なので)
相手が引いているのに得意になって
自分の喋りたいことを一生懸命、ずっと喋り続けたり
時には超優秀なのに
普通の人なら絶対にしないようなポカをやる

これを小説にすると
「ご都合主義的」って言われて
少しも面白くない感じなんです。

で、あきらめちゃうしかなかったわけです
ごめんなさい。

それと、公開してすぐに読んでくださった方向けに。

「ラストソング」を
少しだけ手直ししました。

公開当初は
第4楽章の歌詞だけ
載せていたのですが
フルで歌詞(訳)を載せた方が
より、静香の心情に合うんじゃないかと思いまして
新川意訳でつけてあります。

そもそもラストソングに
AmazingGraceを 選 べ た のは
かなり偶然の要素が強いのですが
物語ができあがってみると

「これしかなかった」

って思えるから不思議です。
あれは、確実に私の中に何かが
「降りてきた」状態だったと思います。


さて
クリスマスイヴまで
あと10日となりました。

二つの長編ラブストーリー

「ただ、君を応援したかった」
「辛かったけど真の彼女ができました」

をお読みいただいて
少しだけ温かくなれたらいいな
そんな風に願っています。

最後に予告です。

「顔は平凡」の外伝8を
午後に載せます。

いや~
外伝は、紗絵ちゃんが
完全に主役を食べちゃってますね 笑


3件のコメント

  • 何度も読み直すんですが
    「ソプラノ」を「ラブソング」に空目するんですよねー。なんでだろ
  • ウソ告は、仮題「イヴデート」を執筆中です

    ちなみに
    新川は昔から三大テノールのひとり
    ルチアーノ・パヴァロッティを
    ついつい「ババロッティ」と書いちゃいます
    読みの方だと「ウコンドリンク」をついつい 汗

    ヤバイです
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する