この数日間、カクヨム様で
寝取られ・ザマア系の作品を
集中して読んでみました。
難しいって感じました。
特に現実にコミットした作品であるほど
ざまぁをするのが難しくなります。
これが
ナーロッパ的な世界観であれば
かなりの残酷な
従って、読者の要望に応えた
手ひどい「ザマア」ができるんですけど
主人公を現代の中学生、高校生にしちゃうと
ホント、手段が限られます。
たとえば
「顔は平凡な」は
主人公が大学生で
バックに美羽ちゃんパパがいたことで
上手く法律を味方にできましたが
「ただ、君」だと
祐太君が巨匠に何かしようとしても
かなり無理がありますものね。
ときどきある寝取られ系で
「寝取られた彼女」が
なぜか復縁を求めて何日も土下座
とか言う展開になると
新川的には「ねーよ」と呟いてしまうんです。
だから、紗絵は
謝りに行くことをあきらめて
でも、自分の過ちを胸にして
生きていくことを選んでいます。
たぶん、なんですけど
紗絵は、自分の書いた手紙は
読んでもらえないだろうと
わかっていて、書いたろうな
という気がしてなりません。
蛇足になりますけど
1年間は、美羽と紗絵は
大学では顔を合わせてるんですよね。
新川的に考えると
このふたりって
「拓哉の話題を避けるけれど
普通の友達でいようとした」
ような気がしてならないんです。