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粛清につぐ粛清の果てに…

おはようございます(早朝にこの近況ノートを書き始めて2時間たちました💦)

昨日9月16日(18日説もあり)
芹沢鴨一派が八木邸にて暗殺されました


当日は激しい雨だったようで…
八木邸の見学は何度か行ってますが1度だけ大雨だった時があり、あの夜を彷彿とさせました

第6話  粛清 https://kakuyomu.jp/works/16816700428701279064/episodes/16816927859286149828

拙作『月の夜雨の朝』でも雨の中、土方に土下座する平助の姿がありました。
この暗殺事件は平助が深く傷ついた最初のできごとかもしれません…

その後、内部粛清を繰り返しながら
新選組は幕末最強とも噂されるような規律ある集団へと成長していくことを思えば粛清も必要悪なのかもしれませんが。
誰も皆、殺されたいなんて人はいなかったはずで…
芹沢さんの愛人のお梅さんなんか殺される必要無かったのに💦

自分を殺しにかかってくる相手が同士達と知った時の気持ちはどんなだったのかなぁと思います
絶望なのか…裏切られた感?
それとも…

やっぱり、お前ら……

みたいな?

『月の夜雨の朝』では芹沢鴨を極悪には書いてないつもりです…無邪気な人の良い面も垣間見えるようにしましたね。それでいて何かを諦めてるような…

芹沢粛清エピソードは書いていて辛いとこでした。

今、書くならもっと芹沢鴨や派閥の内面に切り込んでいたと思いますがまだ初期の頃なのでさくさくテンポ良く進めた感がありますね⇽書き直したい
(今は展開が遅くてごめんなさい💦)


作品中では触れてませんしマニアック話ですが
新選組は(というより近藤土方)芹沢一派暗殺のもっと前に殿内派というグループの粛清を開始しています…


そして…

新選組最大で最後の粛清事件…


たったひと月後には新選組も洛中を出ていかなければならなくなり二度と新選組として京に戻ることは無いというのに…

粛清する側される側、双方とも自分の信じた道を進むためにぶつかり合う

新選組は斬った敵より粛清した人数が多いとそしられることもあるけど
もはや双方共に命かけて信念貫くしかない生き方が美しく潔く儚い


粛清で始まり粛清で終わる新選組…

最後の最後まで新選組らしくていいのかもしれません…
(すごく苦しかったけどようやく、今まさにここへ到達しました)


新選組に在籍した隊士すべて(過去にとても嫌いだった隊士たち含め)大切に思えるようになったのは『月の夜雨の朝』を書いていたからだと思います。
誰のことも大切に思う優しい平助くんの視点で新選組の出来事を追っていたら、そんなふうに思えるようになりました

藤堂平助を主人公にして良かった⇽作品は未熟ですが、これだけは自分を褒める(*´ 艸`)

そしていつも感想など寄せてくださり応援してくださるカクヨムの皆様に何度も助けられ励まされました…
本当にありがとうございます(´;ω;`)ウッ…





8件のコメント



  • 執筆活動お疲れ様です!(≧▽≦)←絶叫

    ちょうど今エブさんで芹沢さんのエピソードを読んでいる所で……そうなんですよね。私が学校で習ったりお話で見た中でも、芹沢鴨はあまりいいイメージではないものばっかりでした。

    でも、『月の夜雨の朝』で書かれている芹沢さんはヤンチャでお酒好きで、面倒見がよい時もある……そんな魅力的な人に見えました。

    @rnaribose先生はそれぞれの視点、側面から人を描くのが本当に上手で素晴らしいと思います。

    キャラ達を一人一人見つめて、その人を、その人生を丁寧に描いていく。そして@rnaribose先生はきっと、平助さんはもちろん推しだと思いますが……平助さんが生きたあの時代を、平助さんを取り巻く人間達を、平助さんが生きた時代の情景が大好きなんだろうなあ、と私は勝手にそうやって思っています……長文になってごめんなさいΣ(゚Д゚)

    エブさんでは短いコメントしか入れられないのでこちらで感想してしまいました(≧▽≦)

    これからも楽しみにしています!
    ああ、もう史実が気になって気になって(ノД`)・゜・。

    でも負けへんっ!(なぞの関西弁)

    だって平助さんの、新選組の、名都さんや猫ちゃんの物語が
    ここでこんなに息づいているのだから(≧▽≦)←絶叫
  • 芹沢鴨。

    昔読んだ漫画では悪役で斬られて当然のように思いましたが、角度を変えて見ると違って見えるのでしょうね。
  • マクスウェルの仔猫様
    コメントありがとうございます(´;ω;`)ウッ…
    エブでも再読して下さり本当にありがとうございます!

    嫌なキャラで書かれることが多い人も平助の視点に立つとまた見え方が違ってきたりするので不思議です

    そうですね(*^^*)
    平助たちの生きた時代、熱く激しく切なく…
    そんなのに心震えます

    楽しみにして下さりありがとうございます😊
    これからも平助たちを見守って頂けたらうれしいです
  • るしあん様
    コメントありがとうございます

    芹沢さんに悪役を振るのは定番ですよね
    そんな中で悪役だけでない芹沢さんを読んだ時に今まで感じたことない切ない気持ちになりました

  • リンク張っていただいたので、再読させていただきました。
    平助は土下座して止めようとしてましたね。
    芹沢さんの、死ぬなら平助の手で、という望みをかなえることができなかった、という思いと、知りながらとどめることができなかったという苦渋の思いが、よく伝わってきて、これは後々まで響いてしまうよね、と改めて思わされました。
    確実に一つのターニングポイントではあったでしょうね。
  • カワセミ様
    コメントありがとうございます(´;ω;`)ウッ…

    再読ありがとうございます。
    なぜ芹沢さんは平助に自分の死を委ねたのか…
    きっといつもまじめに親切に芹沢のお供をしていた平助の優しさに芹沢もなにか感じるところがあったのだろうなと…

    平助も芹沢さんの行動を危ぶみながらも親近感を感じるようになっていたのかもしれないです

    自分の非力さに涙した平助を変えた一夜でしたよね…

    これからも見守ってください
  • 歴史だけでなく、現代の会社にもスポーツチームにも通じることだと思うのですが……。

    組織ってベストパフォーマンスを発揮させること、鮮度を保つことが難しい。

    1+1=2じゃなくて、ゼロだったり、マイナスになってしまうこともある。

    組織を構成する人たちも、不変や無常ではない。
    成長だけでなく、劣化・退化もしてしまう。
    いずれにしても組織内で嚙み合わなくなる。

    組織そのものがナマモノであり、コワレモノでもあります。

    でもね、だからこそ刹那的にキラリと光る瞬間に、魅せられるものなんだと思うんです。
  • 秋山 文里様
    こちらにもコメントありがとうございます😊

    組織が人で成り立ってる以上、それは人と人の繋がりって事ですもんね
    新たな人材が方向性を変えさせることもあるのは当たり前なのかもしれません
    現代の私たちが解釈して、こんなふうになって欲しくなかったと思うのも本当はおこがましいのかもですね💦

    再びの名言頂きました!↓
    だからこそ刹那的にキラリと光る瞬間✨
    (´;ω;`)ウッ…すてきです
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