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カレーたべたい

科学技術を題材に物語を作ると、やはり科学の取り扱いに悩みますね。科学ドキュメンタリーなら事実に即した取材が基礎になるのでしょうが、サイエンスフィクションとなるとむしろ嘘をつかなければならないので、“科学的な嘘”とは何か? という点が悩みのテーマです。ワープなどはお約束ですけど、お約束ではない部分をどうまとめるか、どこまで描くのかが作風になるのだと思います。

科学的な正しさ(リアリティ)と嘘の同居生活が円満になるにはどうすればよいか。

科学的な説明の正しさはノンフィクションを描く限りにおいて、既存の科学の範疇での正しさに収まるでしょう。これがSFとなると、どこかで嘘の壁に行き当たり、ここから先はフィクションですよとなるわけで、作者の指は気軽に超光速航行を弾き出したりできるわけですよね。

嘘は最終的に物語が面白くなるスパイスでなければならず、それはリアリティのディテールが基礎として盤石であってこそなのはわかりますが、このカレーと白米のようなバランスをどうするかがいつも悩みの種です(ふりだしに戻る)。

そういうわけで今日の夜食はカレーです(人工ツナではない)。




あと、現代科学が追いついてないけど追いつきそうな部分(ダークマターをどう扱うの?、汎用AIが社会に与えるインパクトは如何?)や、現行の技術を宇宙スケールに拡張したときにどうなるのか(ブロックチェーン技術を通信に大きなラグが出る天体間距離で実現するにはどうするの?)なども、考えたり考えなかったりしながら書いている今日このごろです。




ところでサッカーを見たい気持ちと眠りたい気持ち、どちらが勝つでしょうか。



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