先日、他の方の作品を読んでいて、幼い頃の夢は何だったかと、ふと思い出してみた。
空想癖がある自分らしく、小学校六年生でも、魔法使いになりたいだった。
夢は大抵、社会の厳しさに負けて、叶わないものだと打ちしがれて、私は何でも、叶えようと努力する前から諦めていた。
忙しい日々に、幼い頃の夢など忘れてしまったりしていたが、夢というのは、手を離そうとしても、離すことができない人が現実にするものなのだと、最近気づいた。
離せないから、叶える努力しかできない。こういう考え方が、必死な努力を生むのだろう。
かくいう、私も魔法使いになった。自分が当初想像していたものではなかったが、霊感があり、神様と話をして、他の惑星にある店へ行ったり、空を飛んだりする。
形は違っても、夢は叶ったのだ。そうして、叶えてくれたのは、神様なのだ。