もう終わってしまったが、自主企画で『楽曲(歌)がついている詩』を募集した。
参加してくださった皆さんには、ありがたい限りです。
ですが、中には明らかに楽曲がついていないな、楽曲をつけるのには無理があるなと思うものがあった。
音楽理論を無視しては、楽曲の作詞はできない。
例えば、ほとんどの曲は以下の構成になっている。
Aメロ、Bメロ、サビ
これらはそれぞれ、8小節で構成されるのが普通。
そして、1小節に入る音符の数は多くて16個。32分音符は早すぎて表現しづらい。つまり、16分音符。しかしこれでは、ラップのようになってしまう。
そうなると、8分音符を選ぶのが妥当だろう。すると、1小節は8文字まで。かける8小節。つまり、1パートは64文字。
しかし、歌い手は息を吸わなければ、歌えない。そうなると、64文字よりももっと少なくなるはず。メロディーのことも考えると、そうなるはず。
曲をつけて欲しいと望んでいた方がいたが、文字数を減らして考えないと、夢は夢のままで終わってしまうだろうなと思った。