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子供たちと夫たち

 今日、家族で中華料理を食べに行きました。

 我が二歳の息子、尋(じん)を連れて、私の夫の一人、孔明(こうめい)は初めての外食。
 パパ、頑張って奮闘でした。
 尋が皿は投げるは、飲み物はこぼすは、大騒ぎ。

 それをそばで見ていた、もう一人の夫、光命(ひかりのみこと)が私にそっと耳打ちをしてきました。

「あちらのようになるから、策羅(さくら、四歳、息子)には自分で食べさせなかったのです」

 そうか。でも、四歳まで、自力で食べられなかった。我が子。
 というか、絶対に言い訳でしょ? 親バカを隠すための。

 バイセクシャルの複数婚を、現実でもしている私――ん?
 
 腰までの髪の長さがある、また別の夫がやってきた。

 どうしたんですか? 月命(るなすのみこと)さん。
 あぁ、今夜のお誘いですか。
 オッケーです!

 おう!
 三つ子、きた!
 明日、生まれま〜す!

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