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なかなか更新できないので、小話を

ある日の朝、友人たち数人と遊びに行った時の事。
朝の通勤通学時間を少し過ぎたころ、隣に居た友人が駅の階段を登りつつ、階段の先を見上げ「最近の女子高生たちって、大変なんだねぇ~」と言いました。
「うん? 何が大変なんだって?」
疑問に思った私達は、階段の先を見上げて友人に聞き返しました。
すると、友人は至って真面目な顔をして言いました。
「だって、みんなお尻押さえてるんだよ! 痔が痛いんだよ! きっと! しかも何人もいるんだよ! はら、あそこにも、あっ、こっちにも! これは大変なことだよ?」
おい、こら、声が大きい!
周りに聞こえるでしょう!
ほら、周りの人達も見上げちゃったじゃない!
思わず階段の先を見上げていた私達は、「違うからね!」と友人を嗜めました。
周りのキャリアウーマンもサラリーマンも、学生さんも、何処かへこれからお出掛けの皆さんも、老若男女の皆さんが一斉に階段先を見上げ、俯くと笑いを噛み殺していました。
女子高生たちは友人の声が聞こえたのか、顔を赤くしてスカートから手をはなす子、それでもスカートを押さえている子、小走りに階段を駆け上っていく子と様々。
「便秘なのかな? それとも彼氏さんにせがまれちゃったのかな? みんなどう思う?」
私達に振るな~~~~~。
「違うから! あ、あれはね、制服のプリーツスカートが階段を登る際に広がって、後ろから見えないようにするために手で押さえてるんだよ」と説明を試みますがダメでした。
「でもでも、股下から階段の角度と同じ角度の三角形でスカートをどれくらいの長さにすればいいか計算できるんだよ? そこからスカート丈を調整すれば後ろからは見えないよ? やっぱり痔なんだよ! それとも漏れそうなのかな? 最近の女子高生って大変なんだね?」(笑)
大変なのは、お前の頭じゃああああああああ!!
私達は、階段を登りながら頭を抱えるのでした。
そういえば、この子ってば天然だったわ……。

大変失礼いたしました。 しかし一部実話です……。

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