こんばんは。柳生です。
かなり久びさの近況ノートです。
表題の件、本日『水晶因果物語』シリーズ第二弾
『その歌声は少年の心から涙を溢れさせた』、無事完結致しました。
このシリーズを応援して下さっている貴重な読者さま、お読み下さり本当にありがとうございました。いつもいつも励まされて、楽しんで更新できたのは皆様のおかげです。
第二弾は『決して美しいものではないのにそれを美しいと思いこんで自ら溺れていく若者達』を掲げた上で、第一弾から引き続き人間ドラマにリアルを求めて書き切りました。第一弾より大人めな場面や生々しい場面が多かったかと思いますが、その部分が読者さまにダイレクトに伝わっていたら本望ですね。
完結記念♪的な余談なのですが、思い返せば昔の手書きノート時代・そこから第一弾にあたる物語だけ一度新装させたバージョンと、今回全編完全新装版化にあたり相関やら実は結構変えているんですよね。
手書き時代は、優は仁子に片想いで、仁子は翼に片想いしてる設定でした。Gunsの三人の恋愛相関は変わらずなのですが、杏鈴が純粋で明るい天然ガールで今とは全くキャラクターが違います。あとは謎に誠也を梨紗に片想いさせてたり……(笑)手書き時代はわたくしが中学生のときなので、とにかく恋愛させたかったんでしょうねMember達に。輝紀に至ってはこの時代のストーリーだと登場がほぼ第二弾のみなので(結構脇キャラだった?w)、仁子に恋心を抱くのはこの新装版の初設定です。何よりみんな高校生設定でしたからね。しかも内容はファンタジー一色。リアルと言う言葉からはかけ離れたストーリーの中でMember達は頑張っていました。
そのあと第一弾にあたる物語だけ一度新装させたのですが、その時は翼がクールと言うよりは冷酷キャラ設定で、純粋キャラの杏鈴と敵対するような関係でした。今では考えられないですが翼が心を開いているのは賢成のほうで(笑)この時も確か優と仁子の関係性は手書き時代のままで、誠也が今の新装版と同じ立ち位置になったと言うかたちだったように思います。輝紀はそもそも登場せず(笑)すっかり触れていませんでしたが、航と梨紗のキャラと関係性だけはびっくりするくらいぶれずに今のままです(笑)
もろもろ歴史を辿って今のリアル×ファンタジー『水晶因果物語』に到達したわけですが、作者はどのキャラも、それぞれの関係性も今の設定がしっくりきていて一番気に入っています。ダーク臭は強まるばかりですが(笑)それもぶっちゃけ気に入っていたりします。
今回の第二弾の終わりに続く第三弾の予告を挟ませて頂きました。
メインは航×梨紗+真也でサブタイトルは『強がりな少女を優しい少年は包み込んだ』です。
第二弾で大分重さが増したのに、第三弾はそれ以上に増します。レイティングも『残虐描写あり』を増やす予定です。
第三弾は、第一弾、第二弾であやふやになっている部分が大きく開ける怒涛の展開を繰り広げており、特に後半は作者も渾身の思いで書き上げましたので、もしよろしければ引き続きお付き合いを頂けましたら幸せな限りです。第三弾は来月7月中旬~後半より掲載開始予定です。
仕事が落ち着くどころかばたつき続けており、第四弾目の執筆も滞っています。気持ちが整わないときちんとしたプロットも立てれず、挑戦したいと思っていた公募も今年は諦めることにしました。みなさまの作品も読んでまわりたいのに出来ていず……本当にすみません。
余裕がなく疲弊しているのは正直なところなのですが、今の場所で働かせて頂けているご縁を大切に、身体が続く限りは頑張ろうかな、と思っています(笑)
出現頻度は低めかもしれませんが創作愛は変わりませんので、
今後とも、何卒よろしくお願い致します。