• ラブコメ
  • 現代ファンタジー

『新妻くん』完結しました。

 やっぱり男の娘はいいものですね。

 久しぶりのラブコメですが、今回はいろんなことに挑戦してみました。
 主人公はカッコよく、がテーマでした。男の娘は可愛さが大切なんですが、可愛いだけなら女の子と何ら変わりがないわけで、トラブルを見たら飛び出さずにはいられない正義感や、自分を盾に他人を守れる強さが新妻くんにはあって、書いていて楽しかったです。男らしさは女装のいい調味料なのだと確信しました。
 スイカに塩をかけるのと同じですね。

 ヒロインの設定もかなり気に入っています。ネタバレなので明確には書かないとして、最後に発覚する事実から一気に印象が変わってくれないかな、と思っていました。
 とはいえ、当初はクールな雰囲気で通して、最後までクールな会長とわたわたする新妻くんで終わるはずだったのに、途中から会長のポンコツ化が激しかったですね。キャラが主張し始めると制御するのは難しい……

 中盤辺りからサブキャラたちに格差がガンガン生まれていきましたね。元々千波先輩や横山くんは使い捨て予定でしたが、中山さんに引っ張られてその二人よりモブだったはずの五月と有馬の名前だけはバンバン出るという。特に何もやってないのに。
 名前の由来はもちろん中山(競馬場)→皐月賞と有馬記念です。こんなに出てくるんだったらもうちょっと考えた名前にしてあげればよかった。

 元々はこの作品、R18にしてノクターンに出そうかな、と思っていました。作中で登場する《参考書》はその名残ですね。それゆえにいつもより深くまで主人公とヒロインの関係性を書くことになったんですが、書いてみると意外と嬉しいという感想でした。
 自分のキャラクターたちが幸せになるのはいいものですね。

 次回作は「闇魔法使いの俺がお嬢様の厨二病コーディネーターをさせられてる件」(仮題)となっております。
 タイトル通りの話が展開される予定です。ジャンルは現代ファンタジーとなる予定ですが、ラブコメ要素も多めに取り入れていきたいですね。
 くっ、右手が疼く……、ってなったときに本当に闇の炎が出たら、私は厨二病を拗らせそうな気がします。

 本作を楽しんでいただけましたら、コメントやレビューをぜひ残してみてください。一言でも構いません。読ませていただき、次回作の力にしたいと思います。

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