お世話になります。連星れんです。
今日の更新でその後の十話、フラウリアの休日+αが終わりました。
なので補足としてベリトとピアノについて少し書かせていただきます。
ベリトは幼いころからピアノを習っており、幽閉されてからも完全防音の部屋で一人ピアノの練習をしていました。それはベリトがピアノ自体を好きだったのもありますが、一番の理由は様子を見にきた父親にそれを披露して褒められるのが嬉しかったからです。
しかし父親の本心を知ってからはピアノに対する感情が複雑なものになり、壁近でピアノに触れる機会があっても絶対に弾くことはありませんでした。そしてピアノがある今の家に引っ越してからもそれは同じでした。
そんなベリトがまたピアノを弾くようになった切っ掛けはイルセルナの演奏でした。そのとき楽しそうにピアノを弾くイルセルナの姿に昔の自分を重ねたベリトはまた少しずつピアノに触れるようになり、今ではときどき一人で弾くまでにはなっていました。
それでも未だに父親のために弾いていた苦い記憶は残っており、今後はフラウリアの歌の練習に付き合う――フラウリアのためにピアノを弾いて楽しい時間を過ごすことによって、その苦い記憶が払拭されていくことになります。
この辺はまた小説で書くかもしれないし書かないかもしれない、と曖昧な感じなのでここに記しておきます。
次に今後の更新についてお話しさせていただきます。
私事ですが今年に入り処々の理由から体調が優れない日が多く、それに伴って気力や集中力が続かないことから小説が思うように書けないことが多くなっていました。
それでも一週間に一度、週末に更新をしようと頑張ってきましたが(一度だけ二週間あいてしまいましたが)それも辛くなってきたので一度、少しお休みしてからの今後は不定期更新でやっていこうかなと思います。
こんなことお知らせするほどのことでもないかと思いましたが、昨年までは作品を跨いでそこそこの頻度で更新ができていたこともあり、いきなりぱったり更新があいたらもしかしたらご心配くださる方もいるかなと思い、一応は報告をさせていただきました。読んでくださっているかたには申し訳ないですが何卒よろしくお願いします。
そんなわけで年末の時点では春頃には投稿し始めたいと考えていた新作の進捗もよくない感じとなっております。すみません。なのでおそらく次の更新も『少女と白の心』になると思います。
予定してるのはフラウリアがベリトの家に住まうようになって初めて、ベリトが仕事で外泊するお話です。一年近く毎日一緒にいた二人が久々に離れるとなにを思うか――を書きたいなと思っております。
最後にいつも応援などの反応をしていただきありがとうございます。
春頃にかけて寒暖差があったりそろそろ花粉も出てきたりとアレルギー持ちには辛い季節になりますが、どうぞ体調にはお気をつけください。