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設定資料と地図(更新10/22)


 お世話になります。連星れんです。
 以前から小説の世界設定をどこかに置いとこうかなと考えていたのですが、小説の個々のページに置くと必読みたいに感じられて小説を読むにあたって重たいかなと思ったので、ここに置いておくことにしました。

 流石に全部を載せると長いのでとりあえず国家と『騎士物語』と『騎士隊長と悪魔尋問官』と『少女と白の心』に出てきた用語+αを抜き出してみました。
 知らなくても小説を読むのには本当に、全く、影響はないです。
 ここではフリガナが振れないので見づらくて申し訳ないですが、世界観にご興味がございましたらご覧になってみてください。
 下記の画像は『騎士物語』と『騎士隊長と悪魔尋問官』時代の世界地図です。







◆ 世界

◇ 緑星アスファンテス / りょくせい
緑豊かな大陸フルテスタが存在する、粒子に溢れた世界。
かつてはフルテスタ大陸以外にも大きな大陸が存在したが、瘴竜大戦でそれらの大陸は消滅している。
アスファンテスとは古代言語で緑の大地を意味する。
元々は生物が生きられない瘴気に満ちた星であったが、異星の神アルズファルドによって緑の星へと作り変えられた。

◇ フルテスタ暦
フルテリア初代竜王が制定した暦。略称はFDか大陸暦。
フルテスタ暦元年はフルテリア王国の建国年にあたる。

◇ 月星暦 / げっしょうれき
月の満ち欠けと粒子の増減を観測することによって見出され作られた暦法。
【一年=八の月】 【一の月=五十日】 【無の月=十五日】
無の月 / 火の月 / 水の月 / 風の月 / 地の月 / 闇の月 / 星の月 / 光の月
属性名が付く月はその属性の粒子が比較的多く発生し、魔法の威力も増幅される。
春期(無の月・火の月・水の月中頃まで)
雨期(水の月中頃から末まで)
夏期(風の月・地の月)
秋期(闇の月)
冬期(星の月・光の月)

◇ 光環 / こうかん / レムゲート
フルテスタ大陸の上空に見える光の環。
瘴竜大戦時に瘴竜王が現れた際に生じた巨大な瘴裂跡(空間の歪み)で、痕跡は今でも肉眼で視覚可能。

◇ 封星門 / ふうしょうもん / グリステンゲート
古来から開けてならないとされてきた巨大な門。
門の中には高純度の瘴気が封印されており、瘴竜大戦はこの門が開かれてしまったことによりが起こったとされている。



◆ 出来事

◇ 瘴竜大戦 / しょうりゅうたいせん  [フルテスタ暦-8年 ~ -1年]
星全土と全種族を巻き込んだ大戦。
世界を瘴気で覆い全てを破壊しようとする瘴竜王と、それを阻止しようとした星竜族(しょうりゅうぞく)により引き起こされた。
後に星六英雄と呼ばれる者たちと多種族の力添えによって瘴竜王は消滅。しかしこの大戦によりフルテスタ大陸以外の大陸が消滅し、残ったフルテスタ大陸も瘴気に汚染されてしまう。
星六英雄の一人が編み出した神星(しんしょう)魔法によって局所的な浄化には成功するが全体の浄化には至らず、大戦後フルテスタに住む者たちは結界の中での生活を余儀なくされた。
それはフルテスタ歴103年に実行された大陸浄化計画まで続いた。

◇ 星六英雄 / せいろくえいゆう  [フルテスタ暦-8年 ~ -1年]
瘴竜大戦にて活躍した六人の英雄。
当初、星竜族と瘴竜王の戦いを静観していた多種族の中で唯一、星竜族の加勢にと立ち上がった若者達で、星勇者グリタスタ、炎戦士ファルスタ、水騎士フィース、魔剣士リイス、滅絶者ナルカヤ、神星魔道士リュムの六人のことを指す。
後にファルスタ、フィース、リイスの三人は大戦後に建国されたフルテリア王国の貴族となり竜王の下、大陸の復興に努めた。

◇ 大陸浄化計画  [フルテスタ歴100年~103年]
フルテスタ大陸に蔓延した瘴気の完全浄化を目指した計画。
原案はFD100年、瘴竜大戦終結とフルテリア王国建国100周年の祝祭にてフルテリア王女ナギフェリによって発表され、三年後にナギフェリと彼女の王勅魔道士であり、後に星王国センルーニアの初代星王となるルーニア指揮の下、実行に移された。これによりフルテスタ大陸の90%の浄化に成功。一部の地域を除き結界外での生活が可能となった。

◇ フルテスタ大戦  [フルテスタ歴1527年]
ゼンテウス帝国が星王国センルーニアへ侵略したことを切っ掛けに起こった大戦。
最初は二国間での戦争であったが、後に大陸四大国を巻き込む大戦へと発展する。
大戦は半年も経たないうちに帝国敗北で終結。その後、帝国は帝政を捨て白狼国ゼンテウスへと国名を変えた。

◇ 封星門戦争  [フルテスタ歴1710年]
神国カルターニャがフルテリア王国に侵略したことで起こった戦争。
この戦争で瘴竜大戦以来、封星門が開放されてしまい世界は瘴気に包まれ滅亡の危機に瀕する。だが竜王国の王子と星勇者の末裔、そして星六英雄の子孫によって世界は救われた。
これにより世界から瘴気と瘴魔は完全に消滅し、それと同じく二神も姿を消した。



◆ 神・種族・生物

◇ 星蒼神アルズファルド / しょうそうじん
創造神と呼ばれる存在。星教が信仰する二神のうちの一神。男神。
アスファンテスを覆っていた瘴気を自らの中に封印し、自らの一部に魔粒子を入れて星竜族を、この世界の素である粒子に意思を与え精霊・精霊族を、そして最後に魔粒子と星粒子を混合し人を作り出したとされている。
元々は蒼星アドルニクスの神であったが、アスファンテスの歌に導かれるように瘴星アスファンテスへとやってきた。

◇ 星緑神アスファンテス / しょうりょくじん
アスファンテスの神。星教が信仰する二神のうちの一神。女神。
何も創造することができない神であり、歌を生み出せる唯一の神。その歌は神の心を動かす力を持つ。
星教以外の宗教では瘴神(しょうしん)とも呼ばれる。

◇ 星竜族 / しょうりゅうぞく
頭に二本の角、とがった耳、背に星粒子の翼――星翼(しょうよく)を持った人型の外見をした、竜に化身する力を持つ絶大な生命力と魔力を持った種族。
瘴竜大戦後、わずかに生き残った星竜族は人間となり、また星竜王一族(フルテリア王国の竜王家)も竜に化身する力を捨て、人の姿で世界を見守り続けている。

◇ 守護竜
フルテリア王国の竜王家を守護する竜。
元は星竜族の護り竜で、代々護り竜レムメントに選ばれ契約した者が星竜族の長となる仕来りがあった。
本来の姿は巨大な竜だが、普段は動物の姿へと化身している。化身姿は契約者によって変わり、また守護竜の属性も契約者によって変化する性質がある。守護竜は星粒子を源としているため、寿命だけならば不死に近い。

◇ 飛竜
フルテリア王国の象徴として国獣にもなっている生物。
フルテリア山脈にしか生息しておらず、その姿はフルテリア国内でしか見ることが出来ない。そのため観光名物として飛竜を見に竜都へ訪れる人も多く、年に一度の飛竜隊による飛竜祭では飛竜の高雅なさまを間近で見ることができる。
性格は温厚で、危害を加えることがなければ襲ってくることはまずない。ただ背には認めた者しか乗せない傾向があり、それ以外の者が乗ると振り落とされてしまう。竜騎士と一緒であれば他の人を乗せることは可能。
飛竜は出生率が非常に低く、フルテリア山脈のふもとの竜空洞でしか卵を産まない。

◇ 精霊族
人の姿に顕現した精霊。
瘴竜大戦後は存在が確認されておらず、現代までその血を受け継ぐのは星王国センルーニアの星王家のみとなっている。

◇ エルフ族
精霊族を祖先に持つ種族。
長い耳に緑の瞳、金色の髪が特徴で、稀に緑の髪を持つ者が生まれることもある。
緑はエルフ族では神聖な色とされており、その色を持って生まれた者は森(精霊)に愛されし者と呼ばれている。
精霊族と直接的な血の繋がりはないが、性質は引き継いでいるため精霊の声を聞くことが出来る者が多く、それゆえ精霊使いも多い。
大昔、住んでいた森を人間に焼かれたことから人間に良い印象を抱いておらず、あまり外界へは出てこない。

◇ 鳴賀椰族 / ナルカヤ族
独自の風習と黒目黒髪の容姿を持つ種族。
星六英雄の一人、滅絶者ナルカヤの出身種族。
現在は滅絶者ナルカヤの血筋、本家ナカガイ(那賀凱)の血筋は途絶えており、今は分家のナルヤ(鳴椰)が種族を治めている。
ナルカヤ族の外見は髪と目色以外は人間と変わらないが、身体能力は普通の人間よりも優れている。

◇ カルターニャ人
カルターニャ地方に住む氏族の総称。種族は人間。
色素の薄い髪と褐色の肌が特徴で、氏族の大半が銀髪で締められている。



◆ 国家

◇ フルテリア王国(竜王国) ― 竜都フルテリア
瘴竜大戦終結後、星竜族の長アンファリによって建国された大陸最古の王国。
フルテスタ大陸北に位置し大陸最大の国土を持つ。国土の大半は草原で占められており、竜都の背後には雄大なフルテスタ山脈がそびえ立っている。
王位には男女関係なく第一子が継ぐことになっており、二子以降は王位継承権を持たない。
竜王家の人間は星竜族の血を強く引き継いでいるため、全てにおいて能力が高い。また長命。

◇ 星王国センルーニア ― 星都ルニアール
大陸浄化計画の立役者の一人であり、星六英雄リュムの子孫にて稀代の神星魔道士ルーニア・セレンが、フルテリア王国支援の元建国した魔法国家。
魔法研究の先進国で大陸全土から魔道士を志す者たちが集まり、特に使い手の少ない神星魔道士の発掘・育成を積極的に行っている。
初代星王が女性だったことから、男女ともに王位継承権が与えられている。
星王家は精霊族の血を引いているため、総じて魔法素養が高い。

◇ ファーリ諸国連合
ファーリ地方に点在する小国や都市が集まり結成された連合国。
現在五国一種族が加盟している。盟主はファーリ王国。

・ファーリ王国 ― 王都ファーリア
ファーリ諸国連合の盟主でフルテリア、センルーニア、ゼンテウスと共にフルテスタ大陸四国の一つに数えられている王国。
王都には冒険者ギルドの本部があり、冒険の拠点として大陸全土から冒険者が集まる。

・ヴィナノ王国 ― 王都ヴィラート
山地のふもとに築かれた王国。

・海国ラファーク ― 海都アドル
海沿いに築かれた漁業が盛んな王国。

・森樹国リグム ― 樹都ジュレ
森深い樹林の中に築かれた王国。

・コルマ王国 ― 王都コルマ
小さな農業国。裕福ではないが貧しくもなくどかな国。ナルカヤとの交流が盛ん。

・少数民族ナルカヤ ― ナルカヤ村
独自の風習を守り受け継ぐ少数民族。
外との交流は盛んではないが閉鎖的でもなく、コルマ王国を通して観光客の受け入れをしたり、冒険者ギルドを通して護衛業をすることもある。
また、星六英雄の繋がりで竜王家と星王家とも古くから親交がある。

◇ ゼンテウス帝国 ― 王都ゼルバト
大陸随一の軍事力を誇り階級制度が絶対の大国。
元はバトス地方の小さな王国だったが、幾度と無く他国に対して侵略し領土を拡大してきた。
FD1527年に起こったフルテスタ大戦後は、白狼国ゼンテウスへと名前を変えた。

◇ カルターニャ地方
古くから精霊を敬い大地と共に生きてきた四つの氏族が暮らす土地。
ほかの国々からは未開の地という印象が強く、辺境や蛮族と呼ばれ軽蔑されることも少なくない。
FD1620年に氏族が統一され、この地に神国カルターニャが建国された。



◆ 魔法関連

◇ 粒子
大気中と全生物の体内に存在する小さな粒子。
粒子は必ず何らかの属性を持っており、それが魔法へと応用されている。
基本、肉眼では観測することはできない。
粒子は大まかに以下の三種類に分類される。

・魔粒子 / まりゅうし
物質や人に含まれる粒子。元々この世界にあったもの。
属性は 〔火〕〔水〕〔風〕〔土〕〔闇〕の五種類に分類される。
五種類の属性のことをまとめて五行属性と言う。

・星粒子 / しょうりゅうし
魔粒子の上位にあたる粒子。星蒼神が自らの身体からこの世界に放ったもの。
属性は 〔光〕〔星〕 の二種類に分類される。
星粒子には様々な性質が存在し、基本的な性質は魔粒子の吸収拡散。これは弱った魔粒子の回復作用、また瘴粒子に汚染された魔粒子の浄化作用もある。
だが性質を持つ星粒子を体内に持っていることは稀であり、基本的には無性質の星粒子を持っているのが普通である。

・瘴粒子 / しょうりゅうし / 瘴気
粒子を汚染し腐敗させる性質を持った粒子。
人の体内に存在する粒子も例外ではなく、体内で汚染された粒子は放置しておくと侵食が進み、最終的には死に至る。
だが治療方法も確立されており、手遅れでなければ浄化魔法で治療可能。
星粒子と呼びかたが同じため、基本的には瘴気と呼ばれている。

◇ 魔法
体内に存在する粒子を使い、大気に存在する粒子に働きかけ様々な発現を促す現象。
主な分類は攻撃魔法、防御魔法、体内の粒子に働きかけ促進する補助・治癒魔法と分かれる。

・神星魔法 / しんしょうまほう
星粒子に働きかける魔法。
神から授かりし魔法という意味で神星魔法と呼ばれている。
星粒子は人の体内に必ず存在するが、魔粒子と違ってあれば素養があるということではなく、四行魔法に比べ使い手が少ない。
神星魔法の星属性は治療・浄化・瘴裂修復の魔法がメインで、水魔法の同じ性質の魔法よりも格段に効果が高い。

◇ 精霊使い
精霊の声を聞き使役することが出来る者。
主にエルフ族に多いが、稀に人の中でも現れることがある。
精霊使いが使う魔法は五行神星関わらず、総称して精霊魔法と呼ばれている。

◇ スピラナス語
古代言語。別名:紋語。
瘴竜大戦より前の時代はスピラナス語がアスファンテスの共通語として使われていたが、今ではこの言葉を多様するのはエルフ族、精霊、魔道士のみで一般的には馴染みのない言語である。

◇ 瘴裂 / しょうれつ
空間が裂けてしまった場所のこと。
瘴裂の裂目から瘴気が噴出し瘴魔が出現する。時間の経過と共に裂け目が広がり大量の瘴気と瘴魔が出てきてしまうため早急の修復が必要となる。
神星魔道士が使う神星魔法でのみ修復=閉じることが可能。

◇ 瘴魔 / しょうま
瘴気が顕現した異形の生物。
瘴魔は危険度に準じてC・B・A・Sの四段階に分類がされている。
C(鉱剣と魔法が必要なし)
B(鉱剣と魔法があれば有利)
A(鉱剣と魔法でないと討伐は難しい)
S(鉱剣と魔法が必須)

◇ 精霊歌 / せいれいか / テュラフエリア
エルフ族に伝わる古代言語の歌。
エルフ族の日常的な娯楽の一つであり、精霊魔法の一種。
娯楽としての精霊歌は精霊が集まる効果があるぐらいだが、魔法として精霊歌は多くの精霊の力を借りて様々な現象を発現させることができるもので、魔法として発現された精霊歌は普通の魔法より格段に規模が大きい。

・精霊歌 AS=FANTES / アス=ファンテス  [フルテスタ歴103年]
星六英雄の一人、神星魔道士リュムが作りだした星と光の精霊歌。
効果は高純度瘴気の広範囲浄化であり、その範囲はフルテスタ大陸全土。
精霊歌の中では最大規模を誇り、発現させるには星の語り手と光の導き手、二人の歌い手と多くのエルフ族が必要。また星粒子の力が最も高まる流星群の日にしか最大限の効果は発揮されない。
大陸浄化計画の最終プランとして後の初代星王ルーニアとナギフェリ王女によって歌われたことにより、フルテスタ大陸に蔓延していた高純度瘴気はほぼ浄化された。

・精霊歌 YUNI=FORETHIA / ユニ=フォレティア  [フルテスタ歴340年]
エルフ族に伝わる風と土の精霊歌。
ゼルバトス王国(ゼンテウス帝国の前身)の侵略によりエルフの森を失ったエルフ族が、フルテスタ王国ファルスタ領に移住した際に新たな森を創生するのに歌われた。



◆ 宗教

◇ 星教 / せいきょう
星蒼神アルズファルドと星緑神アスファンテスを信仰する宗教。
瘴竜大戦以前に精霊族である光魔道士ルフェルにより立ち上げられ、フルテスタ大陸で最も広く長く信仰されている。
総本山はラッグル島にあり各国にも星教会が置かれている。
指導者である星導師は世襲制を取っているが、初代星導師ルフェルは瘴竜大戦で戦死しており子供がいなかったため、現在の星導師は彼の一番弟子であるナルバの子孫になる。
総本山守護と巡礼者の護衛を目的として設立された、独自の軍事力である星堂騎士団を有している。

◇ 瘴教 / しょうきょう
瘴竜王を救い主とし崇める宗教。
瘴竜大戦で瘴竜王が成し遂げられなかった〈終焉の時〉を目的とし活動している。



◆ 他

◇ マドリック / 無能者
体内に粒子を一切持たずに生まれた者のこと。
粒子を持たないため、魔法の使用はもちろん治療・補助魔法自体も作用しない体質をしている。だがその反面、絶対に瘴気に汚染されることはなく、大怪我にさえ気をつけていれば普段の生活に支障はない。
マドリックは人間の中でのみ生まれ、その原因はまだ判明していない。
迫害の対象になることからマドリックであることを隠して暮らしている者も多い。

◇ 魔鉱石
魔粒子が含まれた鉱石。主に魔道具や武器の材料に使用される。

◇ 星鉱石 / しょうこうせき
星粒子(光粒子も含む)が含まれた鉱石。
星粒子が鉱石に含まれることはあまりないことから大変希少な鉱石。
主に魔鉱石との組み合わせで魔道具、装飾品や武器を作る材料に使用される。
星鉱石だけで小さな装飾品が作られることはあるが、武器が作られることは無いに等しい。それは魔粒子を持つ生物には、星鉱石のみのアイテムが扱いにくい特性があるためである。

◇ 鉱石剣
魔鉱石・星鉱石が含まれている剣のこと。通称・鉱剣。
表記は【質量100/固定 濃度:割合】質量は固定なので殆どの場合、省略される。
魔鉱石・星鉱石は高価なため、普通の鉱石との組み合わせで武器が作られるのが一般的。
魔鉱石・星鉱石のみで作られた剣は純鉱石剣と呼ばれる。
魔鉱石・星鉱石で作られた武器は、普通の剣に比べ切れ味がよく瘴魔に有効だが、普通の鉱石との組み合わせると耐久性は下がる。そのため瘴魔専用武器として使われることが多い。
逆に純鉱石剣は普通の鉱石より切れ味と耐久性が高いが、非常に高価。

◇ 星剣(せいけん)グリステン・スター
世界で最も有名な伝説の武器。
剣の形状をした封星門の開閉に必要な鍵。
星鉱石【星100 光0:100%】で出来ている純鉱石剣で、剣に溜められた星粒子により封星門とアスファンテスの空間を制御することができる。
この剣は星に選定されし者グリタスタ=星勇者にしか扱うことができず、一度力を使い切ると補充に長い年月がかかる。
グリステン・スターは古代言語で誰かの一番星・希望という意味があり、星剣のことを指さずにそういう意味合いでこの言葉が使われることもある。


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