タイトル通り、いつの間にか「北の大地に花束を」が最終章に入ってました。
滑り込みですが年内には終わりますので、それを考えると今年ももう終わりかけなんだなぁ……とか今更ながらに感慨深く思っていたりします。
ありがたいことに新規の方が増えてる(?)っぽいので、意識して定期的に語っていますが、このお話は別話のスピンオフ――いわゆる前日譚に当たります。
それゆえ、というと言い訳がましくなりますが、このお話は「本編のために終わり、繋がれるための物語」という位置付けなんですね。誰もが笑顔で頁(電子なので語弊はありますが)を閉じれるか、と問われると作者的には苦笑いするしかないお話。
ではハッピーエンドじゃないならバッドエンドかと問われると、これまた複雑な心境で「彼らのお話をそんな単純には言いたくないなぁ……」みたいな感じだったりします。そもそも、勧善懲悪のスッキリするお話を書きたい訳ではないし、どっちが正しくてどっちが悪かという話でもないので。
まぁ、つまり何が言いたいかというと。
最終章もこのまま進みますが、最後まで彼らと地獄にお付き合い頂けると、作者としてこれ以上嬉しいことはありません(三つ指)。