タイトルの通り、本日14時をもちまして「日願ノ國ノ鬼退治」が完結しました。
まぁ、完結としてはいますが長編前提の読み切りなのでそれなりに伏線とかもあるわけですが(苦笑)。
ありがたいことにコメントや星、ハートを頂いて嬉しい限りです。お付き合いくださった方々に、まずは大きな感謝を。
さて、以下はあとがき代わりの裏話。
このお話、元は「「推しメン」原案小説コンテスト」に(かこつけて自分の好きなバディものを)出したい〜〜〜!!! と透峰がジタバタし、過去の落書きに肉付けしまくって出来たものだったりします。ちなみに、過去の落書きは授業中の先生や生徒に見つからないような爪二つほどの大きさのミニキャラです。桜は髪色くらいしか継承されてないし、曼珠にいたっては原型がありません(待)。
ざっくりと「書きたいこと」「設定」「オチ」を決め、3万字以内の縛りがあるので大体2500字で12話に纏めれるようにシーンごとにプロット切って書き上げたので、執筆時間だけは異様に短かったです。普段の私は「書きたいこと」を足していくのですが、今回はひたすら引き算で書いたので新鮮でした。一部のキャラを消したり丸ごと話を変えたりしましたが……うん、結果的には今のが気に入ってるから良いんだ(遠い目)。
以下、キャラについてざっくり解説という名の蛇足とか主観。当然のことながらネタバレあります。
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・曼珠
書き出した季節が曼珠沙華の季節だったので、そこから名前を取りました。
ヘラヘラして人当たりもよく、人付き合いを苦にしない陽キャ――が常人には抱えきれないようなゴロっとした澱みを腹に抱えてるのが、私は好きです。なので彼はそういうキャラになりました。でもそれを概要には書きたくないから、登場人物の紹介がものっそいシンプルになりました。
誰にも気さくに話しかけるのは、本人も作中で語っているように「誰に対しても平等に興味がない」からです。普段が「僕」なのは、単に私が好きだから。
桜のことは好きというより、苦しい時に助けられたから、刷り込みに近い離れ難い感情を持ってるんじゃないかなーとか思ってます。本人は認めないでしょうけど。
・桜(桜乃宮万象)
曼珠以上に秘密にしてることが多くて、概要の登場人物紹介に書くことなくなって困った人。器用に生きれないし口が悪いので、多分いろんなところで問題を起こしてると思います。でも曼珠もトラブルメーカーではあるので、互いに「てめえはあああ!」って言い合ってそうですね。本当はちゃんと千年生きてる設定で考えてたんですが「いや、天才が千年もあったら解毒薬くらい作りそうだし、なんとかしてるじゃん」と気がついたので急遽杭に繋がれてもらいました。ごめん。あと、後半に黄泉薬の作られた過程を彼の過去と共に語ろうとも思ったんですが、思った以上にバランス悪くなっちゃったのでごっそり削りました。重ねてごめんね。
桜は曼珠沙華と並んで私が好きな花なので、名前はそこから。万象は、なんか凄いっぽい名前がいいなと思ってあっさり決まりました。
後悔してるのは染髪ですね。雨で流れるってことは、水浴びの度に染め直さないとダメじゃん……って思ってるので。もう少し良い見せ方をしてあげたかったです。
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こんな感じですかね。
あと、連載中にツイッターでは呻いてましたが、私にしては珍しくこの二人はビジュアルが全く出てきませんでした。
添付画像は、その過程で自分のイメージを絞り出して固めたものだったりします。
「あ〜、こいつらこんな顔してたんやな」くらいの気持ちで眺めて頂ければ幸いです。
ではでは。またどこかの物語で。