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楽しんでる奴が結局最強

皆さんは自分という人間が、

よく誉められる方だと思う人でしょうか?

それとも全く誉められないなーと思う方でしょうか?

生まれて育ちながら、どう感じて来たでしょう。




また「こんなに誉められたことは無い!!✨」と感激したことはあるでしょうか?




私は正直な所、大学に行くまで全く人に誉められたことがありませんでした。
創作は勿論ですが、他の何もかもです。

そもそも……人間にとって一番最初にその人を誉めるのはやはり多くが「親」になって来ると思います。
学校に行くようになって、
「先生」や「友達」とかになって来ると思うけど、

創始の誉め役は「親」なのです。

この野郎親馬鹿だな……と思うような人間もこの世にはたくさんおりますが……。

私はね、子供が小さい頃の親は、やはり少しくらい甘めに「いいねいいね!よくできたね!! すごい!!」って親は誉めるくらいでいいと思っております

あまりに「親」が採点厳しすぎると、

子供にとって初めての誉め役が無茶苦茶ハードル高いと、

子供はあまりに自分が誉められず自分自身に失望してしまうことがあります😇

私はすげぇ名言を言われたことあるんですが
「明日大統領に会うことになっても恥ずかしくないような人間になれ」
と言われたことあります

どんな高い仮想ハードルやねん!!!!

今だと全然ギャグやがな!!!って笑っちゃうんですけど、

私の所は笑えねえテンションでそういうことを平気で言う連中だったので、

非常に子供時代のポテンシャル維持に苦労しました。

あまりに誉められないので大学行くまで自分はクソのような人間なのではないかと思い込んでいましたが、


こういうのはやはり人間、

誰と出会うかで人生が百八十度変わるものなんですね……✨


大学で全く今までと生きる環境を途端!

なんと!!!

すっごい誉められる!!!🥰

すごいとか
面白いとか
やさしいとか

今まで一切言われなかったのに!!!

色んなひとがすっげぇ誉めてくれますよ!? なにこの現象!?

一瞬周囲の人間全員が詐欺師に見えましたが、

要するに、とんでもねえ高い次元を要求され続けていたがために、
正気に返ってみると「そんなこと出来る人なかなかいないよ!?💦」っていうものが、私の中にたくさんあったようなのです。

そんなことも知らんと

お前はダメだお前はダメだ
なんでお前はそうなんだとか
言われ続けると、子供ってやっぱり自分で基準を最初設けてませんから、基準がずれてしまうんですよね。


大学入ってから、私はもっと自分で自分を誉めて来てあげれば良かったなあってすっごい後悔したことがあります😇

右を見ても左を見ても すげーダメな奴ばっかりじゃねーか!!! こら!!
笑っちゃいましたよ
そんな私から見たら「おいおめぇそんなことも出来ねーのか!!」っていうような奴らが、楽しそうに生き生きと生きてるわけですよ。

すっごい、いいな!!✨ って思いました

それからです

私が自分にはものすごく厳しい基準になっちゃったのはどうしようもねえけど、
他人には無茶苦茶優しい基準で行ったろって思うようになったのは。

よく誉められると伸びる子
貶されると頑張る子とか言いますが、
あれは嘘です。

貶されて頑張る子はいません。

しかしながら、才能ある子は次々と課題をクリアして、自分の充足を得ることがあるので、ずっと同じ基準で誉めていてもモチベーションが上がらないというのはあります。
だから大切なのはそれぞれの実力に相応しい課題を設けて、クリアしたら誉めてあげること。

誰しも誉められて頑張れるのです。


あまりに貶されたり、相手にされないと、
人間は自分自身を見失ってしまいます。


それは私は自分自身の実感として身をもって知っているので、
やはり及第点を取ってる人はもういっぱい誉めてあげていいんですよ。
ちゃんと頑張ってる人は。どんどん誉めてあげるべきなんです。


【翡翠】のメリクは、無茶苦茶優秀な子でした。

誉められることも多かった。

――だけど、この世で一番誉めて欲しい人だけが、一回も、絶対誉めてくれない!!!

愛する相手に想いが伝わらない辛さ、も確かに描いているのですが、
多分メリクにとって一番辛かったのが「一番誉めて欲しい人が一度も人生で誉めてくれなかった」という部分なのですね。

私は多分リュティスが一度でもメリクに「今回はよくやった」と褒めてあげていたら、人生変わったと思いますね。
そうされることで「認めてもらった」って安堵が、もっとメリクに何かを喋らせたと思う。
そうすることで、リュティスがこんなにも自分を嫌っているんだ、いることが嫌なんだと思ったら、自分の恋心とか諦めて、「国に混乱をもたらすのは嫌なので、国を出ます」とリュティスにちゃんと告げて出たと思う。



この部分は、

私自身の実感です。



私も多分、一度でも誉められてたらそうしたなーと思うから。

メリクがリュティスに何も言わず国を飛び出したのは、

「何を言っても理解はしてもらえないだろう」

という、あまりに希望を見出せない信頼の無さから生まれた行動なのです。



一度でもリュティスの笑顔とか、誉めてもらった言葉とか、頭撫でてもらったとか、そういう記憶があれば、
人間って

一度あったことと、

一度もないこと

ってそれくらい違うんですよ。威力が。




全てが取り返しがつかなくなり、第二の生で、

メリクはラムセスに出会いました。

過去の因縁となにも関わらない魔術師の男。

その人が、メリクが第一の生でリュティスにちっとも顧みられず、全然凄くない!!!! お前など無価値!!!! と打ち捨てられていた才能を見て、

お前才能あるなぁ😊✨✨いいね!

ってむっちゃ誉めてくれる!!

今この本日更新の第85話【変わらないもの】あたりはまだ、メリクちょっと戸惑っています あまりに今まで誉められてなくて自分ちっとも大したことないと思っているものを、目の前のこいつがすげぇなんか誉めてくれるから戸惑ってる状況です!✨

だけど、こういうやりとりが続いて行くと、

本当に子供の頃にかけられた呪いが解かれて行くように、

そうか自分が思っていたより、自分って悪くないのかも……? と段々と思えるようになるものなのです。

自分って悪くねーな!! 結構いい!!🥰✨✨ ってこういう否定され続けた人がある日思うと、もう無敵なんすよ!!!!


厳しい目にはもう慣れ切ってるので全然誰に文句言われようと怖くないし、
有り難いことにいくら頑張っても誉められないことによってやたら色々高基準で出来るようになってますから実力もあって大抵の奴には負けませんし、

しかも自分が貶されて育ってきて辛い想いをしてるから、
他人には出来る限り優しくしよう……という慈悲深さまで兼ね備えちゃってるからもう無敵なんすよ!!!(二度目)


たった一人でも、無茶苦茶誉めてくれる人がいるとこんなに世界が変わって輝きだすの!?💦っていう、


私が感じた、あの大学時代の世界の変わりようと輝き出し方。


【翡翠】で描きたかったのこのあたりなんですよ~~~~~!!

ラムセスが登場してからの、メリクの世界の鮮やかな変化。




これ経験したことある人、どのくらいいるんでしょうかね?




確かにこれは、いっつも誉められて愛されて来た人にはなかなか経験出来ない世界だと思います。
まあだから……一概に厳しい世界を強要されたから不幸だ、とも言い切れないわけですよ。

しかし言い切る為にはやはり、強く、自分を肯定してくれる存在が人間にはとても大事なんだなと思います。

信頼出来る師や、
信頼出来る友人。

そういう人に人間性や、才能を誉めてもらう。楽しんでもらう。愛してもらう。

これは本当に重要な事なのです。

第一の生で死んでいた魂が、
第二の生で蘇るほど、

違う人生を送れると思いますよ。



だから私が思うのは、やはり苦しんでる人は、環境を変えるというのはとても大切だと思います。環境というのは、顔を合わせる人間を変えるということですね。

誰も自分が知らない場所に行って、過去はどうであれ、

自分が大切だと思うものを大切にして生きて行く。

そうすると同じものを大切に思ってくれる人と新しく出会えるんですよ。



第一の生で、メリクはエドアルトに言ったことがあります。


【魔術師というのは、自由で気ままで楽しいとか、そんなものじゃない。
 辛く、厳しくて、一日でも学ぶ姿勢を忘れたら、
 生きて行けなくなるのが本当の魔術師だ】

と。

これが第一の生でのメリクの実感なのです。
彼がリュティスから求められた厳しい基準であり、
命を懸けてメリクはこれを遵守しましたが、
それでも彼は一度も認めてもらえなかったし、愛してもらえなかった。

その絶望の大きさと、


第二の生で、魔術研究が大好きで一秒たりとも魔術研究から離れたくない!!✨って感じで生きているラムセスという魔術師に会った時に、


【魔術というものは無茶苦茶楽しいものだ!】


というのを、見せつけられますし、思い知らされます。
これから思い知らされます😇✨


この世界は楽しんでる奴が結局最強なのです!!


第一の生でリュティス殿下に植え付けられた心底下らねえ魔術師基準を、
第二の生で賢者ラムセス様が根こそぎぶっ潰して下さる様をこれから見せつけたいと思いますので、


ぜひラムセスさんの破壊力をご覧ください


何かを楽しんでる奴が結局この世は最強なのであります!!!(二回目)


皆さんは自分が結構誉められて来た人間だと思いますか
全然誉められて生きて来てないと思うでしょうか

でも全然誉められて生きて来てないと思ったら
思い切って大きく環境かえてみるのも一つの手段です!

違う角度から世界を見てみると、

今までちっとも日が当たってなかった心の場所に、
温かい日差しを当てることも可能なのです。


そういうことがあったら、
本当に人間は一日で世界が変わる!!✨


人間ってすごい!!!


そんなのを私は自分の作品を使って、
作品に込めて、
作って行きたいなと思っています。

【翡翠】が若干私にとって創始の話となる部分があるのは、

ここで描かれてる精霊法や、魔術観が、私の書く作品すべてに適用するものになるということではなく、

主人公のメリクの生き様がそもそも、
私が一番書きたい人間の凄さを象ってるからなのであります


この話だけではなく、
【ジグラート】も
【花天月地】も
【闇のフクロウ】も
【アポクリファ】も
【晴明】も

私は総じて人間の魂の凄さ、とかを大きなテーマでは共通して書き続けてるのだと自分では思っていますね。

私はものすごい絶望も実感として持ってる人間ですが、
心の中ではその絶望が希望に転じたときのインパクトが凄すぎて、
ある意味その絶望があったからこそ希望がこんなに輝いたのかもしれないとさえ思うことで、自分の絶望を否定せず、肯定して、冷静に分析できるようになったと思うので、


やはり人間にとって「希望を抱く」ってのは凄まじいものなんだなと思いますね


だから誉められたか
誉められなかったかは、
人生規模では実の所そんなに問題ではないのです


どこで希望を抱くか。


自分で、希望を抱けるようにしなければならないというのも含めて、
人間の人生で大切なのはその部分なんだと思います

魅力的な長編小説とかが何故素晴らしいかというと、
そういう人間が希望を抱く方法とか瞬間とか展開とかを書けるからなんですよ。

それを見ただけで、勉強になるじゃないですか。

こんな風に誰かに心を開いたらいいんだとか。
こんな風に誰かに接すると、相手を支えられるんだとか。

いい言葉。

優しい言葉。

学べるじゃないですか。

そこが長編小説の最大の魅力なのです。


だから私は異世界ファンタジー長編小説書いておきながら そういう「希望」みたいなものを少しも書いてない話は大嫌いですね!!!🥰最低評価を差し上げたいと思います!!✨

異世界ファンタジー長編小説書くなら

希望を書けと!!

いい言葉

優しい言葉を書けと!!

絶望の展開を書いても、それを凌ぐ凄まじい希望の展開を書けと!!


勿論これは私だけのポリシーですよ。
他人に押し付けたりはしません。
わしゃ希望の光なんぞ嫌いじゃ世界よ絶望の闇に沈めと思って書いてる人がいてもなーーーーんにも言いません。いいと思います。


しかし私は他人の長編異世界ファンタジー読んだ時には、必ずこういうものを探します。

そしてそういうものが描かれてる話を読むと

うーん✨ この話を書いた作者さん、すばらしい!!✨✨とファンになるわけであります!


我思う故に我あり。


皆さんも面白いか面白くないかだけではなく

「こんなことを書いてあってほしい」

みたいな自分なりの目標を掲げ、それを他人の話で見つけたりするトレジャーハンター読書をどうぞこれからもお楽しみください🥰



私が多分ね【翡翠】で一番描きたいのは、
リュティスにメリクが認められて愛される瞬間じゃないんですよきっと。

それは二次的なものなのです。

一番描きたいのは、

メリクにとってリュティスという存在がどうでもよくなる瞬間なのです

自分の価値を知り、
自分を認め、愛せるようになった時に、

こんな自分をちっとも認めない奴なんぞどうでもいいんだ!!!✨

って魂の呪縛から解き放たれる瞬間を多分一番書きたいと思ってるのですよ。


そういう瞬間の人間が一番美しいね。


呪縛から解き放たれる時のパワーが。


こういうのスポーツでもあるんすよ。

私の好きなあるスポーツで、
大好きなクラブがですね、実力低迷して、その時の指揮官が、なんかとにかく自分のとこの選手を言葉で貶めたりするやつだったんですわ「だめだ」「本気出してない」「基準に達してない」「使えない奴ばっかり」とかそういうことを平気で会見とかで話すんです。

確かに低迷はしてたけど、色んな理由があるんですね。単に実力が無い奴ばかりだからだとかじゃなかったし、あとそれを罵ってどうするんだ? 誰の得になるんだ? と私はそいつのやり方に不満を持っていたんです。

試合をして、すごいミスをする奴がいて、そいつを試合後非難するならまだしも、まだ何にもしてないのに「実力がない」とかいって選手が喜んでコイツと一緒に頑張ろうと思うわけないじゃないですか。

まあ予想通りその指揮官は選手たちと上手く行かなくなって、結局解雇されるんすけど、シーズン途中での非常に迷惑な解雇だったので、まあ急遽OBの中から暫定の指揮官を選んだわけです。

OBだからその人は「このクラブは素晴らしいんだから、今こそ君たちの力が必要だから、発奮してくれ! 期待してる!!」ってとにかく選手たちの力を肯定し、適材適所で彼らを使ってくれたんですね。

そいつの解雇の次の試合から恐ろしいほどの快進撃が始まっちゃって、笑っちゃったもん私見てて 人間ってやっぱ心で生きてる生物なんですね……✨

お前を信じてる、頼むぞ!!って、

今まで一切信じられてなかった人たちがある時信じてもらうとあんなにパフォーマンス変わるのかよ!!! って驚きました🥰 見てて最高に楽しかった~~~✨
爽快でしたね!! 

おう!! 前の指揮官見てるかァ!!! 
すっごい駄目な連中が今クラブ記録更新して連勝しちゃってますよーーーーっ!!!
って叫んでやりたかったです✨



信じてもらえなかった人が信じてもらうとか、
愛してもらえなかった人が愛してもらうとか、

そうなった時に生まれる、

「この人の為なら戦おう」とか

「俺でも出来るんだ」とかいう

パワーってホントすさまじい。


人間にはそういうパワーを発生させられる人、
つまり過去に拘らず自分の目で見て、優れた人を優れていると言ってあげられる人、
誰が何と言おうと、自分が好きだと思ったら、好きだよって思える人、

こういう【起点】になれる人間と、

そういう人間に応えて【劇的変化】を生み出せる人間が

いるんだなーってことすっごい学びました。

こういうのを沢山見てると、
やっぱり人間っていいな✨って思えるようになる。


そういえば絶望してた頃の私は多分この世の誰も好きじゃなかったと思います😇


今は大好きな人がいっぱいいすぎて忙しい!!!!!✨✨

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