「KAC20253」「妖精」
「危ない。涼葉」
画材を買いに行っていた私は、浮かれていた。
そうあこがれの彼と二人で買いだし。
学校の近く、信号のない交差点で一時停止を無視した車に撥ねられた。
一瞬で世界が回った気がした。
「痛あぁ」
私は軽い痛みと、道路にしては柔らかな感触に気がつく。
背中から私を抱えている腕。
だけどそれは、変なところで曲がり血が出ていた。
「はっ、律くん。大丈夫? 手が変なところでグニャグニャよ」
「判ったから、振り回さないで……」
な感じの話をアップします。
十八時くらい?