昭和初期の東京のカフェーを舞台に描いた拙作が、
ＰＶ数５万を越えました。
また、評価やフォローも頂きまして、ありがとうございます。
タグとして挙げるなら、
『溺愛』『主従逆転』『切ない』『すれ違い』『昭和レトロ』
といった内容です。
初稿としてこれを書いたのは、５年以上前のこと。
カクヨムに掲載したのは１年以上前ですが、今もこうして
読みにきて下さる方がいる喜びを噛みしめています。
明治から昭和初期にかけての小説が大好きで、
その時代の作品ばかり読んでいたものですから、
自分でもレトロで退廃的でロマンティックな小説を
描きたいと思うようになりました。
堀辰雄の『風立ちぬ』『燃ゆる頬』。
三島由紀夫の『仮面の告白』『禁色』。
ああいうのが本当に好きでして。
現代もののＢＬと半々ぐらいの割合で
こういったレトロなＢＬ小説を書いています。
今は第二次世界大戦終結直後の混乱期と、明治初期のカオスな雰囲気に
妙に惹かれ、その時代を背景にした小説をいくつか
書こうと思っているところです。
私自身が今、ちょうど荒廃から再生に向かう黎明期なんでしょう。
その時々に書く小説は自分史のようで、
改めて並べてみると、なかなか興味深いです。