『白暮のクロニクル』と『屍鬼(漫画版)』をそこそこ近い期間に一気読みして、ふと。
吸血鬼(とは限らず人外全般?)もので共存できるかどうかは、人でない側の唯一の食糧が人であるかどうか、にかかってくる気がする。
他のものでも生きられるなら問題は多くても何とかなるかもだけど、人しか食糧にならないなら、どれだけ意思疎通が取れようとも決裂しかないなあ…。
そういう意味で、『デビルズライン』(アニメは視聴)は境界上かな。
アニメも原作も観てないけど、『東京喰種』は、後者ながらに共存の道を探る話、だった…?
異種族と関わる話も色々とあるけど、シビアさというか、本当に種族で文化とか常識が違うなー、と思ったのは、『レベルE』『血界戦線』『百鬼夜行抄』などなど。
『夏目友人帳』は、情緒が人寄りというか結構わかり合えているからなあ…。
…探せば、別種族だからこそ上手く行く、というのも出てくるのかな?
例えば同族同士の交配だと致死遺伝子が発現するから他種族でないと子孫が残せない、とかは…感情面での「別種族だからこそ」とは違うか。
でも、根本的な思考経路が違うから、わかり合えないから、一緒にいるのが楽だったり楽しい、というのはあると思うのだけど。
しかしまあ、人と別種族の対比は、人同士でやるよりもわかりやすいし書きやすい、というのはあるだろうなあ。
国とか人種の違いでやると、生々しいというかどうしたって現実をがっつりと抱え込まなくてはならなくなるから。