来条　恵夢

　それは突然に起こり、蔓延した。 　不可思議な能力を手にした、子どもたち。人の発火、あるいは液化、気化現象。 　一連の事象は後に、「未知との遭遇」、あるいは単に「遭遇」と呼ばれる…

外見だけは十一歳の少女のシュムと、魔物なのに妙に人間臭いカイ。 ただの暇つぶしのはずが、気付くと中心に巻き込まれてしまい…。 出鱈目ファンタジー。

「いつも」のごく近くで出会う、ふしぎな「なにか」。 そんなある日の出来事。

病弱で寝込むばかりの紅子は、悪魔と取引をした。 そうして生まれ変わった彼女の周りには、財産を狙う一族の有象無象や妙な事件やの問題事が山積みで…。

偶然拾ったラブレター。 宛先のないそれを返しに行ったところ…。 …これをラブコメと称していいものかは…？

　なんとなく書いていた短篇あれこれ。 　基本的には、一話読みきり。どこからでもどうぞ。 　何も考えていなかったので、ジャンルだのなんだのは実のところありません。 　ファンタジー…

一時つけていて、今も覚えていれば書く夢日記から。 まあ夢は、目覚めるともうそれはすさまじい勢いで掻き消えていくからもう…。 なので、メモを取る時点で結構創作の補正が入っているかと…

妖が人に知られることを避けるためにつくられた役目の、「狩人」。 内実としては道を違えてしまった妖を狩ることが主のそれをこなす司は、この春に高校に入学したばかり。 そうして訪れる、…

花々のしらべ…末っ子の迷い込んだ場所。 仮面のしらべ…兄ときょうだいたちの別れ。 時間のしらべ…姉のおくった日々。 道化師…おまけ。あるいは蛇足。

嫁ぐ王女の身代わりの少女とその護衛だった青年たち。 国を救うためにと逃げ出した彼女たちの物語。

あ、こうすればいいのか、と思ったことなど。 役に立つかどうかは知りません（苦笑）。

夏の日の記憶の話。 …今の大学生のお祖父さんはもう戦後生まれなのでしょうが…。

崩れ落ちていく世界を、最後の最後まで見守り、味わう。 そんな趣味の話。

熱く語っていたあいつと。 苦笑いしていた俺と。 今立つ場所は、どうして違ってしまったのだろう。

「昼間の月を考えてくれないか。例えが少し、きれいすぎるけど。昼の白い月は、雲に紛れるように見えるけど、確実に違うものだ。似ていても、全く違う。かといって、太陽と同じわけでもない。…

迷子になった少年の出会いの話。

　劉貫詞は、偶然出会った人物から託された手紙を届けるために離れていた故郷へと戻ることとなった。 　ただ、その人物とは――龍であった。 　中国唐代に記された書物、『続玄怪録』より…

おちこぼれ扱いのキラ・ルカが配属されたのは、人数さえろくにいない厄介者の部隊、第十一隊だった。 「転属願いでも辞表でも、早い方がいいぜ」 「よかったよかった。大変だけど、本当に大…

大いなる全能感と幸福感、破壊衝動などをもたらすクスリ、「コナユキ」。

給料をもらっている正義の味方。 サラリーマンな正義の味方。 ＊まだ、給料を貰うところまで書けていません。

時代物…とすら呼んでいいのか迷うところですが、幕末に生きていただろう彼らの話、ということで。 小心者なので固有名詞が挙げられない…。

　ある日突然、空を魚が泳ぐようになった。 　だけど毎日はごく普通に過ぎていって、そんな妙なことすら日常になっていく。 　そんな世界の、日常のようなちょっと日常からずれたような、あ…

　世の中には、人狼、いわゆる狼男というやつがいる。実在する。 　ってことは多分、吸血鬼や雪女もいるし、もしかすると雪男や座敷童なんかもいるのかもしれない。会ったことはないけど、否…

いきなりの、魔法少女への勧誘。 敵だとかいう未知の人々。 …間違いで巻き込まれた、大学生（男）。 割と出落ちです。 ＊続きを書こうと思ったもののかーなーり、先になりそうなの…

【魔王】世界を滅ぼそうとするもの。そのために、人々から滅されるもの。

　地方に住む彼の日常は、仕事と、半ば無理やりに参加させられた地域活性化が名目のご当地ヒーローの活動で埋まっていて。 　冴えない日々が、突然変わるなんて。 　それも、まるで子ども…