新年あけましておめでとうございます。
今年も皆様を興奮の渦に叩き込むような展開を書いて参りますので、どうか今年もラジオ・Kとその作品をよろしくお願いします!
さて、早速――次回(以降)予告です。
(意図的に省略している箇所があります。ネタバレ防止の観点によるもので、ご容赦を)
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ギィィ……と沈黙の時が終わった。
じれったいほどの速度で扉が開き、新顔が入ってくる。
なんだ――こいつは。
予想外すぎるその見た目におれは絶句してしまう。
べちゃっ、べちゃっ、と「彼」は水たまりを踏み鳴らし歩いてくる。
水たまりの出所は右手だ。掴んでいる頭陀袋的な物体から滴っているのだ。
頭陀袋――もとい、頭部。
雑巾を絞るような塩梅で、血液とたまに混ざる固形物。
少し周囲を見渡しつつ、「彼」は――直観的に解る、こいつは生物かつオスであると――は空間中央部に到着。興味をなくしたように頭部を放り投げ、鎮座する小物入れを覗き込んだ。
「ン。ありゃりゃリャ、オイラが探してるのが、見当たらないなァ」
頭部をカリカリと掻きつつ、急にこちらへと顔を向けて。
「オ前が、持っているノカ? イエロの鍵。……オお、それそれ。流石将来の同士ダ。ご苦-労サン」
被るマスクが親しげに湾曲した(笑った)。
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(上記の文章はイメージです。製品版とは異なる可能性があります)
というわけで新顔(ではない)が登場するようですね。
果たして「彼」の正体と目的は……?
次回(以降)にご期待ください!
では。
※画像は「彼」のイメージ図です。