よく「怪異物を書くと祟られる」的な話を耳にいたしますが、『Callin'』の執筆中にも、こんなことがございました。
あれは、5月某日のお昼過ぎ、ちょうど今掲載されているエピソードらへんを執筆していたときのことでございます。
僕はふと、自分の身体に違和感を覚えました。
〈なんや熱ぅないか?〉
先刻より体温が高くなっているような気がするのです。
作中では先輩が、「生きたまま火炙りにされた六部の祟りで、村に熱病が流行った」という話を主人公に語ったばかり。
僕は思いました。
〈これは、まさか、六部の祟りっ!?〉
だって、これ、ホンマにある言い伝えやし。
場所とか名前とか微妙に変えたけど、石宮も実在しとるし。
背筋が寒くなるどころか、意識すればするほど、ますます身体は熱くなっていくような気がします。
ヤバいよヤバいよと焦り始めた僕は、さらにあることに思い当たりました。
〈あっ、そういや、朝から何も飲んでへんかったわ〉
キッチンに「ちょっと熱いから、少し冷めてから飲もう」とブランチの紅茶を放置したまま、その存在をすっかり忘れていたのです。
そして、その日は気温がとても高く、5月といえど盛夏のようでありました。
そう、水分も取らず、暑い室内で執筆に熱中していた僕は、なんと、熱中症になりかけていたのでした。
いや、怖いですよ、熱中症は。
これからの季節、水分補給はしっかりしないとダメですね。
皆さんもどうぞお気を付け下さい。
ついでに、『Callin'』の方もよろしくお願いいたします。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054883218744あ、祟り的なモノは一切ない、と思うので、ご安心下さい。