近所の空き地に、見たことのない草が生えてきたのですよ。
もっさりした葉っぱが重なった大きなロゼットから、一本の花茎が、ニョキニョキと2メートルくらい伸びていて「え、ミサイル発射?」みたいなシルエット。
ミサイルの先端50cmほどは長い花穂で、柔らかそうな黄緑の蕾がびっしりついています。そこから黄色い可愛らしい花が、まばらに咲きはじめました。
ひとつの花は2cmくらいです。5弁の花冠で濃いオレンジの雄しべが可憐。
遠目にみると、つぶの揃ってないトウモロコシに葉っぱの感じまでソックリです。ただし異様にデカイけど。
調べたところ「ビロードモウズイカ」というヨーロッパ系の帰化植物でした。学名のVerbascum thapsusは「ヒゲ」からきているとか。なるほど葉も茎も花もモフモフした手触り。
薬効が様々あるほか、灯心の材料にもなるそうです。