最初の二話をアップしました。
どこかで聞いたことのあるような昔話ですが。
結末を気にしないで読んでいただけたら、うれしいです。
作中に登場する「九年母(くねんぼ)みかん」というミカンは実在します。
現代は「温州みかん」が一般的ですね。
はっさくや伊予柑、きんかんも美味しいです。
みかん、大好きです!――それは措くとして^^
江戸時代に、紀伊国屋文左衛門の活躍で、小粒の「紀州みかん」が大人気になる以前。
「みかん」といえば「九年母」だったそうです。
いまでも沖縄では、ミカンの類いを「九年母」(くんぶ)と呼ぶと聞きました。
だからシークワーサーの木も「くんぶぬぎ」とか「くぬぶんき」と言ったりするんですって。
コタツでみかんを食べながら、昔話などいかが?