ホーキング博士のビッグクエスチョンをやっと読了しました。もう、全然わからなくて数行読んだら眠くなるという試練を乗り越え、数ヶ月かけての読了です。よく頑張った私。
最初のほうは、量子力学と相対性理論が分からないと理解できない感じでちんぷんかんぷんでしたが、8章あたりから少し変わってきて、難しい理論ではなく、人類にとって科学が必要な理由や宇宙、未来についてのお話になって、解りやすく読みやすくなりました。
そこで感じたことは、ホーキング博士やさまざまな分野の研究者は、人類にとってヒーローなんだということ。光に乗ることを夢見たアインシュタイン少年の夢をホーキング博士達が受け継ぎ、次の世代へ託します。数々の天才達が生涯を懸けて研究しても答えに辿り着けないような難問なのに、それでも挑んでゆく研究者達のモチベーションはどこから?と思うのです。それはその分野や研究が好きだというだけでなく、地球のため、人類のため、未来のためにという大きな愛を感じるのです。そこに愛があるのです!私にはホーキング博士はアベンジャーズのヒーローに見えます。
10章の最後はホーキング博士から人類へ対する遺書のように思えて泣けました。
死期を悟っていたかは分かりませんが、それでもなお諦めない熱い想いに心打たれます。
私達に出来ることは何か?
常に頭の片隅に置いて考えてゆきたいと思います。