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新作『身代わりの私は退場します』の登場人物たち

ネタバレになりかねないので、見たい方だけ、その覚悟の上でご覧ください


まずは主人公から

アンジュリーネ・フォルトゥナ・フォン・デム・ランドスケイプ・ツー・ヒューゲルベルク侯爵令嬢

Angelene《アンジュリーネ:天使のような、愛らしい》・Fortuna《フォルトゥナ:努力で変えられる運命》・Fürst《侯爵》・Dame《令嬢》・von《フォン》・dem・Landschaft《デム(ラントシャフト家)》・zu・HügelBerg《ツー(ヒューゲルベルク領の)》

マークィス(marquis=侯爵)は英語だから、ドイツ語にするならフュルスト(Fürst=王侯貴族の総称)でした🙇

ランドスケイプ(Landscape=景色、自然環境)は英語だから、ここもドイツ語にするなら本当はラントシャフト(Landschaft)なんですね😅


侯爵は近世に、辺境伯から国境防備の役目ではない、皇帝と封建関係を結んだ特権を持つ領邦君主として派生するまでは、ドイツ語圏には存在しなかった、公爵に並ぶ階位。
近世以後に封土を持たない(領地を持っていても私的財産程度の権利で統治特権はない)、領邦君主ではなく官吏の称号程度の権限者としての侯爵になると、 公爵《ヘルツォーク》より下、伯爵《グラーフ》より上に見做されたらしい。英国や北欧とは違うんですね(。・ˇ_ˇ・。)ムツカシイ
 ※英国では公爵が後から出来たらしい?

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ヒロインの婚約者となる青年

クリストファー・クリューゲル・フォン・デム・エルラップネス・ツー・ハインスベルク公爵家嫡男


Christopher《クリストファー:キリストを背負い運ぶ者》・Kruger《聡明な》・Ellrundheit《エル:楕円、丸い、ラウンドヘイト:囲い》公爵《フュルスト》嫡男《ナハフォルガー》


 西の辺境伯《マークグラーフ》の甥で、彼の家の当主も領邦侯《テッレトリウム》半自立公国主として、辺境伯と共に国境を守る騎士公爵《リッターフュルスト》


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アンジュリーネお嬢さまの兄

テオドール《神の贈り物》・ウルリッヒ《大いなる遺産》・侯爵家《マークィス》の 《デス》 嫡男《ナハフォルガー》・フォン・ランドスケイプ・ツー・ヒューゲルベルク《ヒューゲルベルク領の》

金髪碧眼 二十歳 領地で領主勉強中

実の妹に『冷血漢で意地悪な小言を連発するが、ウソを見抜かれそうな鋭さがある、仲が悪い兄』と言われている、可哀想な兄。
領主代行として、特産物の果物や野菜を活かした商売を展開し、隣のハインスベルクと農産物の交換貿易の交渉もする。その過程で、クリスとは仲よくなった。(クリスいわく、値段交渉になると鬼に変わるらしい)
自分より母に似た妹を可愛がりたいのに、領地と王都に離れて暮らし、たまに会うと憎まれ口という悪循環が悲しいらしい。


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お嬢さまの父親

ヴィルヘルム《意志と兜》・ユーリウス《主神の子孫》・フュルスト《侯爵》・フォン・デム・ランドスケイプ・ツー・ヒューゲルベルク

金髪碧眼 五一歳

生真面目で優しい、ある意味貴族らしくないお父さん。
仕事に熱心で真面目で、通産省でもブラウヴァルトの宮廷でも企業や交流のある国の高官にも信頼度が高い。
仕事に熱心過ぎて、子供達の育成に関わりが少なかったと反省し、最近は時間を作るようにしている。(貴族としては普通だが、ヴィルにとっては、父親らしいことをしてこなかった無責任な父親だと反省している)

本当は、ドイツ語ならランドスケイプ(英語)じゃなくて、Landschaft ラントシャフト(=風景、自然環境、地域)なんですね😅


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お嬢さまの母親(主人公の母にも似ているが上品で優しげ)

ミレーニア 三十八歳

テオドール(長男)、アンジュリーネ(長女)の一男一女の母親。
この辺りでは珍しい薄黄緑の瞳と、混血の疑いもない見事な金髪。
アンジュリーネと並ぶと、親子というより少し年の離れた姉妹。
《以下、ネタバレ注意》
母ギーゼラ=ロスヴィータの、弟のことに関する秘密を抱え、永く実家に帰れないでいた。
厨房に入ったり家事をしたりしない(事になっている)上位貴族には珍しく製菓が得意。実際には、園芸、染織、手芸に並ぶ趣味としてはよくある。
彼女自身もかなりの読書好きで、本を大切にし且つ読書家なら尊敬できる人物として好感を持てる。夫ヴィルヘルムの求婚に応じる気になったのも、古書や古典文学の全集や古語の辞書などを見て、即決したほど。

アンジュリーネが自身の感情を優先させる、寂しがりで他人の意見を聞かない子に育ってしまったのを悩みながらも、強く叱れず悩んでいた。
自分に似たブラウヴァルト氏族らしい繊細な面差しとヴィルの爽やかで端整な顔立ちのよいところを併せもったテオドールに、可愛いお嫁さんが来て愛らしい孫を見せてくれることを楽しみにしている。

同じく、ドイツ語発音ならミレンニアなんですね😅

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テレーゼ《収穫の女神》・アディーレ《Adelle:高潔・気高い》・ヴァルデマール・フォン・デム・公爵令嬢《ヘルツォーク・ダム》・ツー・エーデルハウプトシュタット

アディーレってそう言う意味だったのかぁってつけてしまいました

この人は、現時点では謎の人ですね
物語が進んでいけば、謎が解けていきます


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以降、都度更新していけたらいいなと思います


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で、あれこれ調べてたら、ドイツ、オーストリアでは、帝国で侯爵というとクリスんところのフュルスト(Fürst)に辺り、辺境伯より上だった、、、〇rz_ウセヤン

イギリスやフランスは公・侯・伯・子・男・準男・騎士
だけど、ドイツ(神聖ローマ帝国)は多民族国家で一部族ごとの小国家の集合体なのね
グリム兄弟が各地の寓話や民話を集めながら編纂して国家という意識を纏めるまで、帝国とか王国って意識が薄かったって⋯⋯(真偽は確かめてません🙏歴史疎いの💦)

⬇Web検索で数ヵ所でみた結果

皇帝(理念上はローマ皇帝の継承者の事で、元々は西ローマ帝国の後継者の神聖ローマ帝国の皇帝と、東ローマ帝国の後継者のロシア皇帝の二人だけだったのを、ナポレオンがこの原則をぶち壊したらしい?)
王(一民族の統治者最高位)、
大公(ハプスブルク家限定と公国主の二通り)、
公爵(ローマ帝政期の軍事官職(英国は別)から)、
侯爵(辺境伯から後期に派生)、
辺境伯(国境警備の辺境統治者)、
方伯(ドイツの各部族の長が帝国諸侯に)、
宮中伯(帝領伯とも)(ローマ皇帝の司法代理人)、
伯爵(地方支配の全権を任された役人だった(英国は別)都市を中心に地域を支配するので都市伯とも)、
城伯(帝国直轄諸侯領の城主)、
子爵(vis(副)count(伯)伯爵の補佐)、
男爵
騎士

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