こちらは、BLオリジナル小説、【キャットニップに愛を伝える】の、あとがきになります。ぜひ、本編を読んだ後に読んで頂けると嬉しく思います。
💠キャットニップに愛を伝える - カクヨム
https://kakuyomu.jp/works/16818093086498676126文書おかしかった😅書き直しました。2024/10/24
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売れない調香師が帝王と呼ばれた理由が俺だった件から、タイトルを変更した作品です。
あらすじは代わりませんが、鬱々とした主人公を前向きにして書き直しました。
◇売れない調香師
フランソワ・コティは中々調香師として売れなかったんだそうです。彼の転機になった出来事はなんだったんだろうと考えた時に恋をして、その人に合う香りやその人を表す香りを作るのではないかと考えました。
◇運命の想い人は未来の男性だった。
でも、愛し人がそばにいればその人を嗅いでいれば解決なわけで、その香りを求めて止まない状況を作りたいなと思いました。
何らかの形で想い人と離れ離れになる展開…と思い、失恋や死別では希望が持てないなと感じて、事故的に未来からやってきたコースケというキャラを作りました。
コティに新たな風をもたらしてくれるとしたら、それは未来的な発想や考えの持ち主だろうとも考えました。
いつしかコースケの事が好きになってしまい、けれど同性の彼に「好き」を伝えて良いのかと思い悩んでいる間に、コースケは突然居なくなってしまいます。
未来に居る想い人はまだ生まれてもいない。
手紙を送る事も墓に語りかける事もできない。
声は届かず、自分が死んだとしても彼には会えない。
寂しくて寂しくて。彼の痕跡を探すように彼の香りを作ろうとする。彼から貰った贈り物を見た時、想い人に自分の気持ちを伝えたいと考え、本格的に調香師として目醒めるのです。
◇コティの成した事とその意味
コティは香水界で最初に合成香料を使い始めた人物で、元々高価で富裕層だけが嗜んでいた香水を合成香料を使う事でより安価に庶民の間でも楽しめるようにしました。
また、香水の中身だけでなく瓶にも着目し、見た目にも美しい香水を作り、大量生産の手法を使って多くの人に知られるブランドになったのだそうです。
香水の中見は100年後に残らないし、個人的な手紙を残すにしても、探して貰えない可能性や、劣化の心配がある。でも瓶なら百年後も残っているかもしれない。世界で流行る香水を作れば、その瓶は巡り巡って想い人の目に触れるかもしれない。そんな希望を胸に、コティが大量生産を推し進めたのだとしたら。
そして、人生の最後に想い人に精一杯手を伸ばすように作った一本が、愛の告白を名前にした香水だったら……。全ては未来にいる想い人のためだったなら。ロマンチックだなぁと思って書きました!
このお話はフィクションで、実際の人物を参考にはしておりますが、全てが史実ではありません。
もし、ご興味がございましたら、フランソワ・コティについて調べてみてくださいね!
ハッピーエンドです🥰
ここまで読んでいただきありがとうございました。