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リュシアン様です。


兄王のお名前が、リシュアン様になってる箇所がチラホラ。何でこんな紛らわしい名前を付けてしまったのか。見つけ次第書き換えてますが自分でも分からなくなる!!w
リュシアン様です!リュシアン!リュシアン!!


❀-兄王様と王妃様のエピソード-❀

国王のリュシアン様は奥様想いの良い旦那様。王妃である奥様との時間を大切にしています。というか、奥様居ないと仕事をしないので、執務室にいらっしゃる事が多い。


結婚したばかりの頃は、奥様に寝首をかかれそうになった事も一度や二度ではなく、新婚生活は戦場よりも殺伐としていました。奥様は両国(トラスダンとフォルティア)の友好の象徴となるため、無理やり結婚させられたのです。この時リュシアン様はまだ戴冠しておらず、結婚を決めたのは先王様でした。

戦争に負け弟を失った奥様の生き甲斐はリュシアン様の暗殺行為だけで、リュシアン様はそんな奥様を遠ざける事はせずに共に過ごしていました。

紅茶に毒を入れたり、寝込みを襲ったり、階段から突き落とそうとしたりと、とにかく思いつく限りの攻撃をしましたが、そのどれも失敗に終わり、リュシアン様は失敗する度に自分を殺すためのアドバイスをするのでした。

ある時、リュシアン様は奥様の仕込んだ眠り薬入りのクッキーを食べてしまいました。奥様の「手作り」という言葉に浮かれ、嬉しそうにその場で食べてしまったのです。その行為に奥様は驚き、「眠り薬を入れたから吐き出して」と言いました。
けれどリュシアン様は、「食べてしまった。」と困ったように笑うばかりでした。奥様はふらつくリュシアン様を寝室まで連れて行き寝かせてあげました。

今ならその胸にナイフを突き立ててしまえば、弟の仇が取れると、枕の下に隠してあったナイフを振り上げます。

しかしそのナイフを、穏やかに眠る彼の胸に突き立てる事は出来ませんでした。
奥様は、リュシアン様を愛してしまったのでした。

――

なんてエピソードも考えます。妄想は楽しい。この人達の話も書きたいなぁ!

リュシアン様の奥様の名前はリステア・ソルトフル・トラスダンといいます。
リュシアン様は、リュシアン・カルモ・トラスダンです。

奥様は、リュシアン様から、リアと呼ばれています。
リュシアン様は奥様から、リシンと呼ばれています。

普段は明るく優しい奥様ですが、怒ると根に持つしめちゃめちゃ恐いです。リュシアン様と夫婦喧嘩になっても、私情の喧嘩なら全面的にリュシアン様が折れます。政で奥様が口を挟む事はなく、むしろリュシアン様から相談されます。リュシアン様が落ち込んでいる時などは、必死に甘やかしてくれるので、リュシアン様はすぐ元気になります。

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