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Web小説とドーパミン

先日、近況ノートにコメントや反応を下さった方、ありがとうございました。
要望を送るかどうかはもう少し自分の中で検討してから決めたいと思います。


僕の近況ノートでドーパミンについて説明してないなと思ったので、説明含め問題点も書きたいと思います。
初めに断っておきますが、これからみなさんに伝える内容は僕の考察であって科学的に立証されたことではありません。そのことをご理解のうえ、読み進めてください。
参考にしたサイトのリンクを載せておきます。
https://diamond.jp/articles/-/275768

◆ドーパミンってそもそも何?
「もしかしたら?」、「たぶん」といった期待による快感を生み出すもの。
もしかしたら友達からLineが来ているかもしれない、とか。Twitterのフォロワーが増えているかもしれない、とかの期待感を生み出す、脳内で分泌される物質です。

スマホ依存症の原因物質だと言われています。


◆読み専の脳内で何が起こってる?
このドーパミン。おそらくですが、カクヨムの読者の脳内でも多量に出ているはずです。

カクヨムの読み専の方々が何を欲しているのか。それは手軽に読める面白い作品です。面白いというのは描写が細かいとかその世界に入り込めるとかではなく、ストーリーと設定の面白さです。
なぜ、この傾向になってしまったのか、僕はドーパミンが関係していると思っています。
皆さんは、多くの描写をカットした小説をどう思いますか?
本の面白さを知っている身としては読みたいとは思えません。ですが、単なる暇つぶしで読んでいる人、活字に触れてこなかった人はどう思うでしょう?
描写が邪魔だと考えるはずです。その物語の奥行きとか深いテーマとかどうでもよくて、その話の核となるストーリーだけを読ませろと思っているはずです。

そして、そんなお手軽ストーリーを読み終えた後、彼らはこう思うのです。
「もっと、他に面白い作品があるかもしれない」
ここでドーパミンが出ます。そしてその衝動に駆られより、手軽で面白そうな作品を求め、探すようになります。
この「もしかしたら」の衝動に駆られるともう止まりません。依存状態となりサイト内を徘徊するようになります。YouTubeやSNSと同じ現象が起こるのです。


◆まとめ
もしPVを稼ぐならこのドーパミンを利用するのが一番だと思います。人気の路線で少しだけ、方向を変えて仕舞えば良いのですから。ですが、それを続けていくのはサイトを劣化させることにつながると僕は思っています。

なろうがオワコンと言われてるように、カクヨムもいずれオワコンと言われるようになるかもしれません。

それと、僕はWeb小説にあまり未来を感じていません。

この辺はまた別の日に書きたいと思います。

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