「ああ、向かっている区域に大量発生している変異体もその類いである」
「確かあそこって、警察の見張りがたくさんいませんでした?」
「いや、人を襲う変異体ではないらしい。まあ、少なくとも数人はいるだろうが」
https://kakuyomu.jp/works/1177354055023332495こんにちは、オロボ46です。
今回は「増加」と「羊」がテーマです。
“変異体”と呼ばれる化け物が、大量発生した。
その区域に向かって、タクシーは走る。モンゴルを思い起こさせる草原の上を。
後部座席に座っている客は、商人である。
目的は、お得意様が紹介した客に会うため。その客は、変異体だ。
彼は草原を見ながら、夢の出来事を思い出す。
ありがちな夢なのに、なぜかその夢はすぐに忘れることは出来なかった――
ぜひ見てくださいね!