「それにしても、りんごあめってこんなに味が薄かったっけ?」
「お兄ちゃん、最近言っていたじゃない。味が感じなくなったって」
「それはわかっているけど、あまりにも薄すぎるんだ。まるでりんごを一滴ほど垂らしただけの水あめみたい......いや、甘みもあんまり感じないな」
「確かに、このわたあめも味がない......というよりは、一瞬だけ味がしてすぐに飛んでいっちゃうみたいね。どちらにしろ、後であのわたあめ屋のおやじに文句を言ってやる」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054918277671/episodes/1177354054918788254こんにちは、オロボ46です。
今回は「化け物バックパッカー、人形を背負う。」に登場したふたりがまさかの主役となります。
とある街でぬいぐるみ店を営む店主。
今まである事情で外に出られなかった彼は、ある日外に出る方法を思いついた。
その翌日、店主は妹とともに縁日に向かうのだが......
ぜひ見てくださいね!